【いろいろ整備】TOMIXの北斗星(JR北海道)3種を一気に整備しよう(その2)
前回の続きです。
前回はこちら。
「自分の乗った編成を再現する」ためだけに北斗星のJR北海道車ばかりを3編成も買ってしまった大馬鹿者が、セット間で車両を入れ換えながら整備していく話です。
今回は「北海道編成II」をベースにした「乗車編成」を弄ります。経緯と車両の入れ替えについては前回の記事をご覧ください。
さて、今回弄る「北海道編成II」は、フル編成化を果たした際に車番貼り付けや中間カプラー交換、ステッカー貼り付け等は済ませてあるので、今回入れ替えた車両に対して同等の整備を施すのがメインの作業です。
まずは「3・4号セット」由来のカニから。中間カプラーをKATOカプラーNに交換します。これをしないと話が始まりません。
後位側(機関車と繋ぐ側)はボディマウント式でナックルカプラー(マグネティックナックル)化します。前にあけぼの客車で行なったのと同じ工法です。
一応リンクしておきます。
製品についているダミーカプラーから、カプラー部分を切り離します。
カプラーポケットを接着。
この自作したボディマウントナックルのユニットと、製品付属のジャンパ栓パーツを取り付け。付けてから知ったのですが、このマイクロスカートカニ用に新規開発されたTNカプラーが付属しているんですね。ジャンパ栓表現もあるので、そちらを使ってもよかったかもしれません。
接着で組んだカプラーユニットの強度が心配なので荷重試験。電源を切ってクリーニングパッド等を取り外したクリーニングカーを死重として連結しています。
急勾配+急カーブC243も通過。大丈夫そうですね。
次は「1・2号セット」のロイヤル・デュエット車、オロハネ25 554。
行先ステッカー。貼り付け済みの車両は銀河モデルのものを使いましたが、今回入れ替えた車両はジオマトリックスのものを使ってみます。
行先の下のトイレ窓は裏側からステッカーシールを貼って隠しています。
車番貼り付け。実車のナンバーが微妙に右に寄っているように見えたので、そのつもりでずらしています。製品付属のインレタは貼りやすくて良いのですが、そもそも実車の車番は金色なんですよね……。いつか貼り直すかもしれません。
同じく「1・2号セット」由来のスハネ25 502も同様に。
最後に、これは入れ替え車ではないですが、編成端のオハネフ25の後位側カプラーもボディマウント化しましょう。
デフォルトのアーノルドカプラーのままだったので、製品付属のカプラー無し台車に交換します。
カニの時の同じやり方でナックル化。前に買ってあったジャンパ栓パーツも取り付けてそれっぽくします。
ステッカー類などは以前貼り付けたままです。銀河モデルのステッカーで、行先や等級表示、号車札などを貼り付けてあります。
寝台のハシゴ表現がない時代の製品ですが、これも銀河モデルの金属パーツを取り付けてあります。
オハネフ25を加えて再び荷重試験。交換したカプラー同士の連結を見てみます。
この方式だとあまりカプラーが首を振らないので、C243のカーブではかなりギリギリ。速度によっては車両が傾いてしまいました。実際にこの組み合わせで連結することはなく、連結相手が機関車など首を振るカプラーであれば問題なさそうですが、この加工のカプラー同士の連結は気をつけた方が良さそうです。
今回再現した列車は、ちょうど今から13年ほど前、2007年8月4日札幌発の北斗星2号です。前回も編成表を載せましたが、改めて車番を書いてみます。
↑函館
1. オハネフ25 15(BC)
2. オハネ25 562(B2)
3. オハネ25 564(B2)
4. オハネ25 565(B2)
5. オハネ25 551(B1)
6. スハネ25 502(B1/L)
7. スシ24 508(D)
8. オロネ25 501(A2)
9. オロハネ25 555(SA1/B1)
10. オロハネ25 554(SA1/B2)
11. オハネフ25 4(BC)
12. カニ24 501(EG)
↓札幌/上野
同じ車種でも車両によって形態が異なると知ってからおよそ2年、ようやく当時の車両が出揃いました。詳しい人から見ればまだまだ再現できてないポイントがあるのでしょうが、私は今はこれで十分満足しています。
今回は出場試運転は無し。フル編成時の自作カプラー部の強度が心配ですが、試験は別の機会に譲って工作を優先させます。後の2編成も手を入れていきましょう。来週に続きます。
ひとまず、今日はこれにて。
追記:続きはこちら