【入線報告】TOMIX 北斗星東日本仕様B
入線報告です。
あれだけ北斗星増やしておいて何言ってるんだという感じですが、そういえば東日本車を全く揃えていませんでした。マイクロエースの夢空間セットはありますが……。
というわけで、今回発売の東日本仕様Bセットが入線です。
いつも北斗星はしばらく売れ残っているので、予約なしでも買えるだろうと油断していたのですが、かなりの人気でどこも即日完売したらしいですね。発売日夜に買いに行った時点で、既に近場の模型店では残り1セット、増結用単品も各車両1両ずつしかありませんでした。
車種構成としては、3往復時代の3・4号東日本編成のうち開放B寝台車を除いた7両をセットにした形です。これに開放B寝台車を3〜5両足せば3・4号に、また東日本仕様の増結セットBを足せば末期の臨時北斗星っぽくなります。その場合カニが問題になりますが、まあ多くのご家庭には既に北斗星が数本所属しているはずですので、適当にカニを入れ替えていただければクリアできます。
さっそく12両ウレタンに取り替え、単品4両を加えた11両を収納しました。1両足りないのは単純に買えなかったからなので、もう1両どこかで調達しなければなりません。まあ、2往復化後の臨時81・82号なら10両で問題ないので、しばらくはそういうことにします。
中身を見ていきます。
EG:カニ24 510
このセットで一番目立つ「変な子」510号。北斗星用カニの多くが0番代車から改造されているなかで、100番代ベースに改造されたのが510・511の2両です。相次ぐ北斗星関連列車の増発で電源車が不足したため追加改造された車両で、改造は1990年施工ですが、それ以前から夏季を中心に道内乗入れ実績があります。
510は白帯、511は金帯と帯色が異なるのも特徴で、車体長も顔も0番代ベースの車両とは大きく異なるため一目でそれとわかります。
車体長が異なるのはやはり煩わしかったのか、後年510はカシオペアの予備電源車カヤ27に、511はあけぼの・日本海用に青森へ転属と散り散りになりました。
デフォルトではダミーカプラーを装備、交換用の台車とカプラーが付属します。いつもはここで自作のボディマウントナックルに交換するところですが、運転会が迫っていたためKATOカプラーでお茶を濁しました。車番貼付けもせず、中間カプラーもアーノルドのまま持ち込んでいます。
B:オハネフ25-0
先に逆側車端部のオハネフを。こちらはデフォルトでアーノルドカプラーを装備、交換用にダミーカプラー、TNカプラーが付属していました。ひとまず無視してKATOカプラーに交換してあります。まあ、すぐに外されるわけですが。
ぱっと見いつも通りの開放ハネなのですが、よく見るとファン垂涎の改良ポイントがあるそうで。右側が以前の製品(北海道車ですが)、左が今回の製品です。金帯の部分にあったモールドが廃止されました。
帯のモールドとは何ぞや?といった具合で、今まで気にも留めなかったのですが、本来銀帯の車両のステンレス帯の再現のために存在するモールドが、金帯の車両に対しても存在していたとのこと。本来あり得ない金帯の段差があったわけですが、今回からは完全にフラットになっています。
うーん、言われなければ気づかないんですが、言われてしまうと気になってきますね。まあ気にしないことにします。
L:オハ25 504
北海道には1両しか存在しなかった全室ロビー車ですが、東日本ではごく標準的な存在です。
目につくのはこの大きな流れ星。北海道車にはありませんからね。北海道車と比べて窓が小さいですが、どちらかというとあっち(北海道)の方がおかしいわけです。
こちらのプロトタイプは504号。何が違うのかというと本来方向幕があるはずの場所に小窓があるんだそうです。写真撮り忘れました。
D:スシ24 504
食堂車スシ24も特定車番。屋根の上に1箇所大きなベンチレーターが載っています。ってこの角度からじゃわからないですよね。
運転会で撮った写真。一番手前のスシにだけ、四角いベンチレーターが付いているのがわかります。
北海道車にはない東日本車の特徴として、調理室の窓が1つ塞がれています。いつ頃からなのかわかりませんが、登場時は北海道車と同じく3つあったはずです。
A2:オロネ24 501
一見何の変哲もないツインDX車ですが、これも特定車番です。何の変哲もなく見えるのは私が北海道車ばかり見てきたからで、東日本目線では唯一の大窓ツインDX。これだけ種車が24形とのことで、形式もオロネ24になっています。北海道のは大窓でもオロネ25です。
SA1/B1:オロハネ24 501
一見何の変哲もないロイヤル/ソロ合造車ですが、何の変哲もなく見えるのは(以下略)。ロイヤルが中央に設置されたロイヤル・ソロ車は東日本ではこの1両のみの存在。それもソロ室の数が東日本所有の他のロイヤル・ソロ車と異なるので、実質3・4号(→81・82号)限定仕様です。定員が異なるのは、北海道車のものと定員を合わせたからで、車体構造もほとんど同一です。帯の引き方が異なる(東日本では窓を避けて線を曲げている)のが識別点でしょうか。
こんな異端車でも最晩年まで予備車として生き残ってしまったわけですから、何が起こるか分からない世界です。
SA1/B2:オロハネ24-550
こちらは正真正銘何の変哲もないロイヤル/デュエット合造車です。551〜554がありますがほとんど違いは無さそうです。セット品の中で車番選択の余地があるのはこれとオハネフだけですね。
ここまでセット内容を見てきました。つまるところ「異端車詰め合わせパック」だということがご理解いただけたかと思います。ただ、「東日本の異端仕様≒北海道の標準仕様」だったりもするので、北海道車ばかり集めてきた私にはそれほど特異にも見えません。開封した時、うっかり北海道3・4号セットでも買ってきたかと思ったくらいです。
さて文字数的に普段なら次回に続くところですが、話題性考慮してこのまま単品も見ていきましょうか。
<9529> オハネフ25 0
セットに合わせて、リニューアルされた単品で、やはり帯モールドが廃止になっています。乗務員室窓のHゴムはセット品が黒、単品がグレーと作り分けがされています。車番選択に非常に悩みますね。
一部の北斗星「ガチ勢」の皆様を悩ませていた非常口跡の処理も、リニューアル前とは変更があって「凹凸あり、水切りなし」になったのだそうです。Twitterのフォロワーさんに詳しい方がいて、親切にいろいろ教えて頂いたので参考にしながら車番を決めようと思います。
<9530> オハネ25 0
4種ある単品から5両を選ぶと12両フル編成になるわけですが、4種各1両ずつしか買えていません。揃っただけでも御の字なのですが。
0番代オハネ。見る人が見るといろいろ変わっているそうですが……。似たようなの、いっぱい持ってるなーという感想しかありません……。
<9531> オハネフ25 200
200番代のオハネフ。北海道車の中で200番代は少数派なので、むしろ200番代を見ると東日本車というイメージです。
ただし前述の非常口部などの仕様を考えると、これに該当する車番は少なくやはり少数派なんだそうです。
<9532> オハネ25 100
最後に100番代オハネ。北斗星に使われるのはどれも2**番なので「200番代」と言いそうになりますが、正しくは100番代。特に感想はありません。
北海道車と比べて、東日本には特に開放寝台車がかなりの数が存在していたので、あまり面白味がないようなイメージだったんですが、いざ手を出してみるとこちらもなかなかの沼具合。これ以上踏み入れるのが怖くなりますね。
そんなこんなで入線報告。入線整備はまだ先になりそうです。
次回はこれを持ち込んだ運転会の話でもしようかと思います。
ひとまず、今日はこれにて。