【小改造】KATO西武新101系を秩父鉄道直通仕様にする(その4)
西武弄りの続きです。
前回はこちら
ひとまず2編成とも一旦施工が終わりましたが、主にインレタの調達遅れによって一部未完成状態です。ただ、ここでタイムリミットが来てしまいました。
某日、レンタルレイアウト「所沢市電気鉄道」さん。以前、今年の3月末で閉店になるというアナウンスがあったのですが、別団体の「所沢鉄道模景倶楽部」さんに引き継がれることになり、同じ場所で同じレイアウトが引き続き利用できます。
店内全景。以前から来てみたいと思いつつなかなか機会がなかったので、今回ようやくの初訪問を果たしました。現在情勢を考慮して、この広いレイアウトを3人で利用させていただきます。
さっそく今回弄った新101系を入線させます。いやはや、弄った甲斐があったというものです。
実に4週間近くの時間をかけて弄ることになりました。ここまで時間と手数を掛けたのは初めてですが、それだけに愛着もひとしおといったところです。
ただ号車札の入手が間に合わなかったのが痛いです。この角度だと無いのがよく目立ってしまいます。
手持ちの西武車を全て並べることを目標にしてきましたので、とりあえず整備済・未整備を問わずツートンを並べてみたところ。あっさり6線が埋まってしまいました。
小手指のつもりで並べていましたが、築堤の上にあるあたり武蔵丘っぽくもありますね。
ああ……いいですね。
手前が空いているので、残りの3扉車も並べてみます。
時代が合わなくなりますが……単色の101系3本と黄色い701系・401系、そして赤電の701系を並べてみました。
今度は新宿線ぽくも見えてきました。
今回はこのうちのたったの1本分(どれかわかりますか?)をようやく弄れたところなので、まだまだ先は長いですが他の子達もしっかり「ウチの子」仕様にしていきます。
さて留置線だけで遊ぶのは勿体ありません。実のところ、3時間の運転時間のうち、写真を撮りながら留置線に車両を並べるだけで2時間が経過してしまっていますが、こちらのレイアウト、情景の作り込みがすごいんです。本線でも遊んでいきましょう。
こちらは最新の豪華レストラン列車と、知る人ぞ知る戦後の“黄金輸送”列車の並び。いや、他意はありませんよ。
黄金もちゃんと弄ってやりたいところですが、時代に合う機関車が無いんですよね……。
以前記事にした秩父デキですが、今回ようやく持ち主のところに返還することができました。怪しい方法で修理したのでちゃんと走るか不安だったのですが、今回3時間ほど走らせっぱなしでも問題なく一安心です。
留置線の方は、701系を撤去した上で同行のS君所有の101系を入線させ、101系だけで留置線を埋めてみました。
1990年頃の小手指はこんな感じだったんでしょうか。
新旧101系だけで102両。圧巻です。
今回の運転会テーマが「秩父に出入りする車両」ということで、他のメンバーにも我が儘を言って車両をテーマに合わせていただきました。特にY君はデキ+ヲキ編成しか秩父関連の車両がなく、(他社車両を持参していたにも関わらず)3時間ずっと同じ編成を走らせていました。何とも申し訳ない限りですが、デキが快調に走る姿を大層喜んでくれていたのは嬉しかったですね。
こんな感じの画をいろいろと撮りたくて行ったんですが、留置線に車両を並べるのに時間がかかってしまい、本線側の撮影がほとんどできなかったのが悔やまれます。この写真も車両の撤収作業に追われる私に代わって撮ってもらったものです。
次回がいつになるかわかりませんが、必ず再訪してリベンジを行いたいところです。
さてさて。
楽しく運転会を終えた数日後、頼んでいたインレタ類が到着しましたので、こちらを貼りつけて作業完了といたします。
「ドアちゅうい」ステッカーが少し不足していたので買い足したのと、何より秩父鉄道直通車に必要なのはこの号車札の存在です。何号車までは○○行き、等と分割の案内を行うのに必要不可欠な表示でした。
貼り付け位置についてはネットの画像検索を活用しました。第1・第3ドアの脇で、先頭車は運転台寄り、中間車は飯能寄りとするのが正しいようです。
これでようやく秩父鉄道直通車に必要な装備が出揃いました。運転会に間に合わなかったのは惜しいですが、これでほぼイメージ通りのものが作れたかなと思います。
最終的に、弄った箇所は次のようになりました。
◆ジャンク由来による整備
・動力ユニット分解清掃
・台車分解清掃(M,Tとも)
・通電板磨き出し
◆ディテールアップ関連
・先頭カプラーTN化
・先頭車ミニスカートと乗務員ハシゴ取付け
・中間カプラーKATO密連化
・避雷器色差し
・ブレーキ制御器、消火器、側灯色差し
・室内座席色塗り
・室内灯点灯化
・連結部幌枠取付け
・妻面窓サッシ、貫通扉色差し
・側面扉ドアステッカーインレタ貼り付け
・他車流用でライトユニット組込み(クハ1235)
◆秩鉄直通車再現関係
・車番貼り替え
・方向幕貼り替え
・屋根穴あけによるパンタ交換
・電連色差し(クハ1236,1237)
・秩父ATS車上子プロテクター再現
・側面号車札インレタ貼り付け
となりました。これでも先達の皆様方がされるような精密かつ丁寧な加工には遠く及びませんが、私としては1つの車両にここまで手を入れたのは間違いなく初めてで、出来もほぼイメージ通りで、弄った甲斐もあったと非常に満足しています。
まだ未加工の車両が大量に待機している現状、自分で自分のハードルを上げてしまった感が否めませんが、今回の経験をもとに今後も頑張っていきたいと思います。
ひとまず、今日はこれにて。