【受託整備】マイクロエース 秩父デキの動力不調を解決したい
皆さまご無沙汰しております。本日からブログ更新を再開します。どうぞよろしくお願いします。
まだ模型弄りは出来ていませんが、過去の書きかけのがありましたのでこちらを投稿します。
さて、今回は「受託整備」ということで、友人の車両を弄ります。
事の発端は2年近く前、一昨年3月に箱根ヶ崎のファインクラフトで運転会をした時のこと。
友人Y氏の持ち込んだ秩父デキが不調になった時のことです。ちなみに並走しているのは私の西武701系赤電です。画像は動画から切り取りです。
不調だから見てくれと頼まれたのか、細かいことは定かではないですが、弄ってるうちに台車が変な角度で固まってしまったのをどうにかしようと捏ねくり回しているうちに、外れた台車が戻せなくなってしまいました。
当時はまだマイクロエース製機関車の分解経験がなかったので、大手2社のように簡単に台車が着脱できると思い込んでいたんですね。
当然、いくら押し込んでも直ることはなく、私は結果的に壊してしまったことを持ち主に詫びて、もし修理に出すなら修理代を負担する旨を伝えて返却したのでした。
そしてそれから約1半年後。
マイクロエース製機関車(ED79)の分解経験を経て、何故あの時直せなかったのかを理解した私は、再度Y氏に修理を申し出ました。
以前に記事にもした、8月のプラスポート運転会で引き渡しを行い、満を持しての修理開始です。
無理やり押し込もうとした記憶が蘇ります。そりゃ、いくら押しても直りません。
とりあえずボディは外しましょう。
ネジ止めされた基盤とウエイトを外します。ここまで外さないと台車が取り付けられないんですよね。
こちらがモーターの軸で、
こちらが台車の軸。
これらをこのジョイントパーツで繋ぐことで、モーターの回転が台車に伝わる仕組みです。
こんな感じでくっつきます。
モーターも一旦外した方が組みやすそうだったのでさらに外しました。
台車の上のパーツもさらにバラし、ギア部をモーター側にくっつけています。
台車をあるべき場所に置いて、
ギアを取り付けたモーターを上から載せると楽でした。
ギアの蓋を閉めます。
ウエイトを載せて、
基盤を載せてネジ止めしたら完成です。
ボディを載せるとこんな感じ。1年以上ぶりに本来の形を取り戻しました。
さて、直ったのでめでたしめでたし……としたいところですが、そもそも1年前に分解しようとしていたのは「どうも調子がおかしかったから」なんですよね。
走らせてみると、なるほどどこかで空回りしているような感じがあります。台車が片方しか動いてない?
さきほども掲載した画像ですが、ここに見えている、軸を接続する部分の突起が破損したか何かで、片側が空回りしてしまっているようです。
さて困りました。さすがに破損してしまったパーツを直すことはできません。可動部ですから、接着剤でガッチリ止めてしまうわけにもいかないですし。
……とまで考えて閃きました。ゴム系接着剤なら多少伸縮するので、継手の代わりになるんじゃないでしょうか。
作業中の写真を撮り損ないましたが、これが見事に効きまして、元気に走るようになりました。
出場試運転。その辺にあった二軸貨車を死重代わりに繋いでいます。
耐久性が心配ですが、とりあえず30分ほど走らせても大丈夫だったので、しばらくは大丈夫そうです。
と、こんな感じでまた週1ペースでの模型弄り記事を投稿予定です。今後ともお付き合いのほどよろしくお願いします。