【細部改修/入線整備】TOMIX 373系(旧製品) (その1)
台風19号、凄かったですね。当方は幸いにも被害軽微で済みました。皆さまの無事と安心を祈ります。
さて、空気を読まずに今日の模型弄りです。
現在、当区ではTOMIX製373系を3連4本所有しています。
373系は、かつて「特急東海」や「ムーンライトながら」あるいは「普通列車」としても東海道線東京口に定期的に顔を出していた、JR東海の特急電車です。中学校に上がってから高校を卒業するまでに、「東海の廃止」「ながら臨時化と189系化」「東京静岡間直通普通列車の廃止」と順を追って東京口乗入れが廃止されるのを目の当たりにしてきましたので、横浜市内在住でありながらとても思い入れの深い車両となりました。当区では数少ない、「中学時代から保有する車両」の一つです。
最近まで、旧製品(92071/92072)の6両のみ所持していましたが、ムーンライトながらなどで運転されていた9両編成を再現すべく増結セットを探していました。そして先日、中古模型店にて格安……いや、激安の6両ジャンク品を見かけ、悩む余地なく追加購入しました。品番は同じですが、元々持っていたものよりもさらに旧いロットだったようで、パッケージの表記が若干異なっていました。中身は何も変わらないようです。
今回は、新規に入線したジャンク品扱いの6両に入線整備を施すとともに、併せて従来持っていた車両についてもディティールアップを行いたいと思います。
さて、その両者を並べてみたところです。床下が異なっているのは、ジャンク品のクハとクモハの床下が取り違えられていたためで、この後すぐに戻しました。
既存車両については最近、カプラー交換(前面含む)とパンタの交換を施してありました。
まず製品デフォルトの前面カプラーは、復心バネの入っていない旧式のもので、しかも電連が2段になっています。実車は登場から現在まで1段です。
既存車両については、製品が装備しているJC25とほぼ同寸法でバネ入り・電連1段仕様のJC6324に交換してありました。
また、パンタグラフは実車がC-PS27からC-PS27Nに交換してあるのに合わせて、既存車両に対しても交換を実施してあります。それから、もちろん中間連結部はKATOカプラーです。
今回入線のジャンク品に対しても、これら当区標準仕様への改装を行なっていきます。やはりジャンク品ということで、部品の破損こそないものの各所に難が見られるため、まずはそのあたりを綺麗にしていきます。
というわけでパーツをバラしていきます。
台車、床板とボディの三枚おろしにしていきます。最後に元どおりにできなくなると困るので、ボディと床板にはこのように車番を書いた付箋を貼り付けておきます。
既存車両についても、購入が中学の頃とだいぶ古いため、車番がこの通りぐちゃぐちゃですし、ボディ周りもあまり綺麗とは言えない状況でした。綺麗に貼り直すついでに改番を実施して、実際に乗車した列車を再現していきます。
ジャンク品の台車です。集電シューが歪んでます。
台車もこの通り、細かい繊維がたくさん絡みついています。
動力台車も、バラしてみるとよくわからない黒い汚れがべったりです。
というわけで、電気・駆動関係の部品はモーター以外全てクリーナー風呂に浸かっていただきましょう。
既存車両の方は半年ほど前に分解清掃したばかりでしたが、ついでに仲良くドボンです。入場時期を揃えて走行性能に差が出ないようにしましょう。さながら全検入場させてる気分です。
夜も更けてきたので、翌日までゆっくり浸からせます。
はい、丸一日寝かせたものがこちらになります。一つずつ取り出して、丁寧に拭き取っていきます。汚れが気になる部分は綿棒などでゴシゴシすると綺麗になります。
なお丸一日浸けたのは単純に作業時間の都合からなので、長時間漬けることに意味があるかはわかりません。いつでも上手くいく保証はないのでよろしくお願いします。
そりゃ総社。
なかなか骨の折れる作業でした。
さて、台風襲来のためこの状態でストップしています。続きは次回に持ち越します。
ひとまず、今日はこれにて。