新綱島検車区業務日誌

主に模型いじりの記録を、備忘録として。

【カプラー交換】TOMIXのコキ50000をグレードダウン

今日の模型弄りです。

 

コンテナを満載して高速走行するコンテナ列車、国鉄末期からJRにかけての機関車を所有しているのであれば、やはり1編成は持っておきたくなるもの。今どきはコキ106や107といった、グレーの新型コンテナ車がメジャーなのでしょうが、私は国鉄型コキ50000、それもJR化後のグレー台車という年代設定のコキを所有しています。平成時代の大半をカバーできるので便利な車両です。

さて、コキ車に限らず貨車を集めるとなると、ごく一部のセット販売を除いては1〜2両の単品販売が基本で、長編成にするにはかなり根気と予算が必要になります。この点もありなかなか貨物車を増やせないでいたのですが、ある時某所にてコキ50000形12両がセットになった中古品の出品があり、程よい価格設定で即購入してしまいました。

 

f:id:hiruzen:20200812130217j:image

カプラーも全てKATOの車間短縮ナックルに交換済みということて手間も省け、これは良い品物を見つけたとホクホク顔で帰宅したのですが、どうも走らせるたびにカーブで脱線してしまいます。車間距離が短すぎて接触している様子もなく、そもそも車間はほどほどに開いています。

調べてみるとTOMIXのコキ50000は、車短ナックルを付けてしまうとデッキ部に引っかかり脱線しやすくなってしまうようです。もしかして、前オーナーさんはこれのせいで手放すことにしたのでしょうか?

 

f:id:hiruzen:20200812133045j:image

というわけで、今回はデッキ側カプラーを車間短縮ナックルからKATOカプラーに「グレードダウン」させます。デッキのない側はそのままです。

 

f:id:hiruzen:20200812133200j:image

おなじみのTOMIX車のアーノルド台座、金属の蓋が付いているヤツですが、コキ50000は蓋が下側に付いているのが特徴です。台車を外さず、車両を裏返すだけで交換できます。


f:id:hiruzen:20200812133208j:image

今回は内容が薄いので、丁寧めに写真を載せてみます。通常のTOMIX車ではKATOカプラーがぴったりハマるのでスプリングは不要なのですが、コキ50000は少しぐらつきますのでスプリングも戻します。


f:id:hiruzen:20200812133213j:image

蓋を装着して終了! 12両分交換するのに3本ほどスプリングを紛失しました。情けない……。

 

f:id:hiruzen:20200812133203j:image

連結してみます。車短ナックルとKATOカプラー、かっちりと連結できています。

あわよくば押し当て連結を……と期待したのですが、さすがに無理でした。車短ナックル同士の時と同様に上から嵌める方法になります。

KATOカプラーではなくナックルカプラー(かもめナックル)を使えば押し当て連結ができるそうですが、グレーのナックルカプラーの手持ちがないのと、グレーのKATOカプラーが用途もなく余らせていたので(何故買ったのかも覚えていません)、消費を兼ねてこちらを選択しました。


f:id:hiruzen:20200812133217j:image

こちらは件の中古品とは別に単品購入していたテールランプ付きのコキ50000です。編成端に来るので、ここはKATOカプラーではなくナックルカプラーを装備したいところです。


f:id:hiruzen:20200812133226j:image

裏返して、あれ? カプラー台座の形状が違いますね。


f:id:hiruzen:20200812133155j:image

実は通常のコキ50000製品と、テールランプ付き製品とではプロトタイプとする時代設定が異なり、微妙に台車形状が違うそうです。カプラー台座の形状が違うのは、その差異によるものでしょう。


f:id:hiruzen:20200812133230j:image

まあ、やることは変わりません。こちらは台車を外してから、カプラーを変えます。


f:id:hiruzen:20200812133234j:image

ここはマグネティックナックルにしました。


f:id:hiruzen:20200812133221j:image

このテールランプ、コキ車自体が軽い上に片方の台車のみで集電しているため、ライトが非常にチラつきやすいです。実はコンテナの中に重りを仕込んでみたのですが、安定した点灯には至っていません。

上の12両セット+テールランプ車1両の計13両のカプラー交換が終わったあたりで、模型屋で同じTOMIXのコキ50000がジャンク品で安く売られていたので、3両買い足しました。

 

f:id:hiruzen:20200824235207j:image

こちらは両側ともKATOカプラー(黒)に交換済みでした。そのままでも良いのですが、整備済みのものに仕様を合わせ、車端ナックル(グレー)とKATOカプラー(グレー)に交換します。


f:id:hiruzen:20200824235211j:image

その他、まだ床下の色とかよくわかっていなかった中学生の頃に1両だけ買った、床下黒のコキ50000もありますので、ついでに交換します。

 

f:id:hiruzen:20200824235204j:image

車端ナックル(黒)とKATOカプラー(黒)を装備しました。この車両だけ時代設定が違うので、コキ列車ではなく黒貨車などの普通貨物に混結させています。載せるコンテナもドンピシャなのがないので、こうしてダンボーコンテナを載せてみたり。

以上、総勢17両のコキ車のカプラー交換が終了しました。いつのまにかそこそこの両数が集まっていましたが、一方で載せるコンテナの数があまりなく、走らせてもスカスカです。コンテナをたくさん集めなければならないのですが、一体どのコンテナがいつ頃どの路線に積まれていたのかがよくわからず途方に暮れています。困ったら19Dを載せておけば良いような気もしていますが。

試運転はまたいずれ。

 

→後日、オークションまとめ出品されていたコンテナを数件落札し、そこそこの数が出揃いました。運転会に持ち込んだのが以前投稿したRe-Colorさん運転会の記事です。

だいぶそれっぽくなったかと思います。

 

ひとまず、今日はこれにて。