【旅行報告】サンライズと麺と貸しレイアウト〜東西反復2往復の旅(その1)
ついに模型弄り記事のストックが尽きました。しばらく模型弄りをしていないので、夏の旅行報告でも致したいと思います。
事の発端は7月某日。世間では東京発着以外でGoToトラベルキャンペーンが施行され、地方経済活性化のため旅行が推奨されるようになった時期です。四国内のフリーきっぷが破格で発売されることを受け、以前のアルバイト先の仲間4名で四国旅行を計画しました。
東京発サンライズで四国入りし、現地2泊の足掛け4日間の旅行で、私は仕事の関係で最初のサンライズと現地1日目まで同行する予定でした。
ところが、他にも都合で行けない方が出てきたために旅行は中止し、代わりにサンライズに乗車する予定だった日の翌日に横浜市内のレンタルレイアウト店で模型を走らせようということになりました。
しかし、我々の手元にはサンライズの切符があります。惜しくも行けなくなった張本人が、10時打ちに並んでゲットしたシングルデラックスが4枚……。
行ける人だけでも有効利用しようと、弾丸旅行を計画したのが今回の旅行です。よろしければしばしお付き合いください。
8月某日、20時。私とかつてのバイト先同期のShiloh氏は羽田空港におりました。
普段ならまだそこそこ人手があるはずの時間帯ですが、まるで深夜のように閑散としています。
出発便の案内。見事に欠航の文字が並びます。これでも8月下旬、旅行客の姿が多少見られるようになったと言われていた頃です。
で、我々の目的はサンライズなのですが、どうして羽田にいるかといえば……それは後々判明します。
羽田で夕飯をと目論んだのですが、どこも開いていませんでした。
で、サンライズに乗るために東京へ。京急に乗ろうとしたのですが、最悪のタイミングで運転見合わせになってしまったのでモノレールへ。この時間に京急が止まったにもかかわらず、モノレールはガラガラでした。
そして東京駅。発車30分前ですがようやく夕飯にありつけました。駅構内のそば屋さんです。最近は駅ナカの立ち食いそばでもかなり凝ったお店が増えてきましたね。
発車標。金曜なので琴平行きなんですね。我々も当初は琴平まで行って金比羅山にお詣りする予定でした。
サンライズの御尊顔を拝見。運転士さんが来るまで前照灯が点かないので、記念撮影するなら発車直前がよさそうです。
方向幕。繁忙期の金・土曜日のみ琴平まで延長になります。かつては松山でしたね。
本日のお宿、4号車です。上階がシングルデラックス、下階がサンライズツインの構成です。
「A寝台」の文字が輝かしいですね。今まで寝台列車はB寝台か"指定席"にしか乗ったことがなかったので、非常に楽しみでした。
編成案内。この車両以外は全てB寝台か"指定席"ノビノビ座席です。何とも言えない優越感のようなものに浸れます。
車内はこのようになっています。シングルデラックス6室、サンライズツイン4室で、そのうち半数が喫煙室です。私は喫煙室に当たったのですが、特にタバコ臭のようなものは感じませんでした。
備え付けの布団やアメニティ類です。
……間違いが一箇所あるのですが判りますか?
アメニティ袋開帳。至れり尽くせりですね。
ちなみに間違い探しの答えは浴衣です。サンライズの寝巻きはもっと簡易的なやつですね。それは私の私物を持ち込んだものです。
これで気分は往年の瀬戸号です。西日本の浴衣はJRマーク入りではなかったのですが、まあ細かいことを気にしてはいけません。
シャワーカード。特に何の説明もなく、アメニティ袋にむき出しで突っ込まれています。A寝台ならではの特権ですが、B寝台しか乗ったことがないとシャワーカードを買いに行ってしまいそうですね。
裏返すとA個室用と書かれています。ここでも優越感。平民達よ、これが貴族の特権じゃ。
ちなみに23時頃にシャワーカード券売機を見てみると当然のように売り切れでした。買えた試しがありません。
さて、A個室客のシャワーは4号車の端に専用室があります。たった6人のA個室客のために設けられたシャワー設備です。贅沢ですね〜。
サンライズのシャワーを使うのは初めてです。以前一度だけ、北斗星(北海道車)のシャワーを使ったことがありますが、どんなだったかほとんど記憶にありません。
シャワーカードを入れます。カードは無効処理されて返ってくるので、記念に持ち帰りましょう。
カードを入れると表示が変わってシャワーが使えるようになります。
これ以降、忘れ物があっても部屋に取りには戻れません。扉を開けた瞬間に無効になります。
シャワー室です。お湯を出せる時間は一般客用と変わらず6分間です。ボタンがちょっと押しにくいです。
使い終わった後はシャワールーム洗浄ボタンを押すのですが、これを押すのは着替えた後、かつ靴下を履く前にするのがおすすめです。理由は使ってみてからのお楽しみで……。
さてシャワーを浴びて部屋に戻ったのですが、部屋の暗証番号を入力しても開かずに困惑しました。何度かやっているうちに入れたのですが。
部屋に入って、扉を閉めてみてその理由がわかりました。扉のゴムが劣化して外れやすくなっているんですね……。おそらくこれがロック機構と引っかかってなかなか開かなかったんでしょう。リニューアルしてさほど年数が経っていないので一見綺麗なのですが、所々に老朽化を感じます。
さて夜の時間はまだまだこれから……。扉の向かいの部屋にShiloh氏が乗っているので、扉を開けて乾杯。といっても扉の外は廊下なので、大声は禁物です。普段なら片方の部屋に集合すれば良いのですが、距離を取るのが今のスタンダードですからね。
あまり遅い時間にならないうちにと、少し駄弁りました。
東京駅で買ったおつまみカルテット。シングルデラックスでカルテットとはいかに。
その後、人のいなくなったラウンジに移動して、SRCとすれ違うまで駄弁っていました。鉄道趣味者同士で夜行列車に乗ると大変なことになるんですね。
続きは次回。
続きはこちら
【カプラー交換】TOMIXのコキ50000をグレードダウン
今日の模型弄りです。
コンテナを満載して高速走行するコンテナ列車、国鉄末期からJRにかけての機関車を所有しているのであれば、やはり1編成は持っておきたくなるもの。今どきはコキ106や107といった、グレーの新型コンテナ車がメジャーなのでしょうが、私は国鉄型コキ50000、それもJR化後のグレー台車という年代設定のコキを所有しています。平成時代の大半をカバーできるので便利な車両です。
さて、コキ車に限らず貨車を集めるとなると、ごく一部のセット販売を除いては1〜2両の単品販売が基本で、長編成にするにはかなり根気と予算が必要になります。この点もありなかなか貨物車を増やせないでいたのですが、ある時某所にてコキ50000形12両がセットになった中古品の出品があり、程よい価格設定で即購入してしまいました。
カプラーも全てKATOの車間短縮ナックルに交換済みということて手間も省け、これは良い品物を見つけたとホクホク顔で帰宅したのですが、どうも走らせるたびにカーブで脱線してしまいます。車間距離が短すぎて接触している様子もなく、そもそも車間はほどほどに開いています。
調べてみるとTOMIXのコキ50000は、車短ナックルを付けてしまうとデッキ部に引っかかり脱線しやすくなってしまうようです。もしかして、前オーナーさんはこれのせいで手放すことにしたのでしょうか?
というわけで、今回はデッキ側カプラーを車間短縮ナックルからKATOカプラーに「グレードダウン」させます。デッキのない側はそのままです。
おなじみのTOMIX車のアーノルド台座、金属の蓋が付いているヤツですが、コキ50000は蓋が下側に付いているのが特徴です。台車を外さず、車両を裏返すだけで交換できます。
今回は内容が薄いので、丁寧めに写真を載せてみます。通常のTOMIX車ではKATOカプラーがぴったりハマるのでスプリングは不要なのですが、コキ50000は少しぐらつきますのでスプリングも戻します。
蓋を装着して終了! 12両分交換するのに3本ほどスプリングを紛失しました。情けない……。
連結してみます。車短ナックルとKATOカプラー、かっちりと連結できています。
あわよくば押し当て連結を……と期待したのですが、さすがに無理でした。車短ナックル同士の時と同様に上から嵌める方法になります。
KATOカプラーではなくナックルカプラー(かもめナックル)を使えば押し当て連結ができるそうですが、グレーのナックルカプラーの手持ちがないのと、グレーのKATOカプラーが用途もなく余らせていたので(何故買ったのかも覚えていません)、消費を兼ねてこちらを選択しました。
こちらは件の中古品とは別に単品購入していたテールランプ付きのコキ50000です。編成端に来るので、ここはKATOカプラーではなくナックルカプラーを装備したいところです。
裏返して、あれ? カプラー台座の形状が違いますね。
実は通常のコキ50000製品と、テールランプ付き製品とではプロトタイプとする時代設定が異なり、微妙に台車形状が違うそうです。カプラー台座の形状が違うのは、その差異によるものでしょう。
まあ、やることは変わりません。こちらは台車を外してから、カプラーを変えます。
ここはマグネティックナックルにしました。
このテールランプ、コキ車自体が軽い上に片方の台車のみで集電しているため、ライトが非常にチラつきやすいです。実はコンテナの中に重りを仕込んでみたのですが、安定した点灯には至っていません。
上の12両セット+テールランプ車1両の計13両のカプラー交換が終わったあたりで、模型屋で同じTOMIXのコキ50000がジャンク品で安く売られていたので、3両買い足しました。
こちらは両側ともKATOカプラー(黒)に交換済みでした。そのままでも良いのですが、整備済みのものに仕様を合わせ、車端ナックル(グレー)とKATOカプラー(グレー)に交換します。
その他、まだ床下の色とかよくわかっていなかった中学生の頃に1両だけ買った、床下黒のコキ50000もありますので、ついでに交換します。
車端ナックル(黒)とKATOカプラー(黒)を装備しました。この車両だけ時代設定が違うので、コキ列車ではなく黒貨車などの普通貨物に混結させています。載せるコンテナもドンピシャなのがないので、こうしてダンボーコンテナを載せてみたり。
以上、総勢17両のコキ車のカプラー交換が終了しました。いつのまにかそこそこの両数が集まっていましたが、一方で載せるコンテナの数があまりなく、走らせてもスカスカです。コンテナをたくさん集めなければならないのですが、一体どのコンテナがいつ頃どの路線に積まれていたのかがよくわからず途方に暮れています。困ったら19Dを載せておけば良いような気もしていますが。
試運転はまたいずれ。
→後日、オークションまとめ出品されていたコンテナを数件落札し、そこそこの数が出揃いました。運転会に持ち込んだのが以前投稿したRe-Colorさん運転会の記事です。
だいぶそれっぽくなったかと思います。
ひとまず、今日はこれにて。
【入線整備】マイクロエース 西武10000系レッドアロークラシック改良品
今日の模型弄りです。
客車のカプラー交換がほぼ完了したのと、相鉄を弄ったことでようやく私鉄に気が向いたので、今年の年初に入線したレッドアロークラシックの改良品に入線整備を施していきます。
入線記事はこちら。
いきなり交換後の画像から。例によってKATOカプラー密連形に交換しました。トレーラー車は台車を外してカプラーを入れ替えるだけですが、モーター車は少々骨が折れます。
床板を外した図。ここまでバラすと台車をずらせるので、このままカプラー交換作業ができないか?と試行したんですが……
やってるうちに、ポロっとポケットが取れてしまいました。横着してはいけませんね。
諦めて台車を外しましょう。マイクロエースの車両はKATOやTOMIXのように台車を持ってもぐだけでは外れません。
カプラーをKATOカプラーに交換したら、元どおり組み付けていきます。
フタのようなギア部を被せて、
これで完成。
シールは製品付属のものを。側面のシールは、TOMIXに付属することはほとんどありませんし、KATOのものはフォントが実車と印象の異なるもののことが多く、なんだかんだで付属シールがそのまま使えるのはマイクロエースやグリーンマックスといった準大手メーカーの方ですね。
まずは前面。表面に貼るのは憚られたのでガラスパーツの奥に貼りましたが、ちょっと見えづらいですね。
奥に貼ったと言いますか、手前のガラスパーツに裏からセロテープで貼り付けています。
側面のシール。シールと方向幕の凹みが完全に同サイズだったので、綺麗に切り出すとこの通りピッタリです。上手くハマると気持ちがいいものですね。
で、いつもならこの辺りで整備完了なんですが……
他の車両に取り付けるつもりで買ってあった室内灯(グランライトS)が、計画変更で宙ぶらりんになっていました。せっかくなので使ってみようかなと。
グランライトSは本来寝台車用にLEDの間隔を調整してあるものですが、他の車両でも問題なく使えます。
ただ、取り付けにはハンダ付けが必須……。当工場にはハンダ設備もノウハウもありませんので、今回は下請け工房(実弟)に依頼して取り付けてもらいました。
こうして撮ると、窓の傷や汚れが目立ってしまいますね……。
だいぶ青く光っている印象ですが、
実車も意外と青っぽいので、いい感じになってるのではないかと思います。
レッドアロークラシック、晴れて当区所属車の室内灯取り付け第1号になりました。
その後、先日のRe-Colorさん運転会で試運転をしたのは、既に記事に書いた通りです。
ああ、今まで意識して避けてきた室内灯についに手を出してしまいました。1つに付けると、他にも付けたくなってしまうもの……。ただでさえあれこれ買いすぎで金欠かつ、仕掛品ばかりで手が回っていないのに、どうしたらいいんでしょうね。
とりあえず、「アンチ室内灯」はこれで卒業できましたので、思い入れのある車両などを中心にちまちまと取り付けを進めていきたいと考えています。
ひとまず、今日はこれにて。
【入線整備】マイクロエース215系2次車を譲受!(その2)
215系弄りの続きです。
前回の記事はこちら。
前回は中間カプラーをTN化しました。在庫品で足りると思ったのですが、以前583系を弄った時に消費していたのを忘れていたので、結局買い足すことになりました。
さて、外見にも少し手を入れます。
造形自体は何も不満はないのですが、マイクロエースの他例にもれずスカートがちょっとだけ変なので手を入れてみます。
割と有名な話ですが、アゴが少しだけしゃくれてるんですよね……。実車はもう少しすらっとした印象です。
ボディを外してみます。ウレタンで遮光してるんですね。
ウレタンは両面テープでくっついてるだけでした。何度かつけ外ししても大丈夫そうです。
スカートを抜き取りました。
スカート位置を後ろに下げたいので、スカートがハマっている切り欠きを延長します。
画像向かって左側に、0.7mmで穴を開けました。後はカッターで切り出します。
こんな感じです。右側も同様に施工します。
スカートを元どおり組み立てると、こんな感じで少しだけ、スカート位置を奥に引っ込ませることができました。これ以上やるとやりすぎでしょうね。このままだとスカートが前後に可動してしまうので、ゴム系接着剤で適当に止めます。
施工前との比較。どうでしょう。
ネット上の記事を見ていると、パンタをTOMIXのものに交換している人が多いですね。確かに華奢すぎるパンタは見ていて不安になりますし、欲を言えば整形色感バリバリな摺板も気になります。
手前はTOMIXのPS24に交換したもの。この辺は好みの問題ですね。
パンタ上昇。実際に触った感じも頼りなさはなくなり、ガッチリとした安定感があります。TOMIXも整形色のままでしょうけど、こちらの方がまだ見られる色になっています。さらに色差しでもすれば良くなるんでしょうけど、私はここまでです。
方向幕ステッカー貼り付け。製品名がそうなので仕方ありませんが、製品付属のステッカーは「ビューやまなし」だけでした。
社外品では、ペンギンモデルさんのみが215系の方向幕ステッカーを製品化しているようで、そちらを購入しました。
かつてのアルバイト先で仕事中に目の前を通過していた「おはようライナー」が再現できればよかったのですが、件のステッカーは残念ながら「湘南新宿ライナー」時代のものでした。なるべく現行仕様にしたいので、今回は「湘南ライナー」幕を貼り付けました。いずれ自作とかやってみたいですね。
元の予定ではこれで整備完了にするつもりだったのですが、弄っているうちにどうしても気になるところがでてきました。
こちらは実車画像。2012年撮影の1次車です。連結器は黒っぽい印象。電連がついているのはかつて付属編成を連結する計画があったからと言われていますが、頓挫した今も編成両側に電連を装備しています。
で、模型のダミーカプラーです。併結運用が存在しないのでダミーである点はそれほど気にしないのですが、この明らかに整形色といった感じのライトグレーに、彫りの甘い造形がどうも気になります。マイクロエースのダミーカプラーはいつもこの調子なので、だいたいはすぐにボディマウントTNに交換してしまうのですが、ここは構造上それも難しそうです。
首振り機構は諦めつつ、手持ちの適当なカプラーを入れられないか検討します。
最寄りの模型店に在庫があったので、こんなものを買ってきました。左側のJC6330です。
右側はもともと583系の先頭カプラーだった、旧式のボディマウント式TN。SP仕様ではないため首が前を向かず、先頭カプラーとしてはイマイチだったため交換し余っていたものです。
この旧式仕様のものは、多分取っておいても使わないと思うので、ここで215系のダミーカプラー代わりに消費してしまおうという魂胆です。
そこで問題となるのが電連の有無。それで今回買ったJC6330から、電連部分のパーツを外して入れ替えます。
電連がつきました。
もう一方は、現行の0339同等品に化けたので、いつか使う機会があると思います。
これをばらしまして、
ダミーカプラーが挿さっていた部分に収まるように加工します。
サイズはこんなもんでしょうか。
そのまま入れるとカプラーの高さが低すぎてしまうので、カッターで上部を薄くスライスします。
ダミーカプラーが挿さっていたところに代わりに挿し込み、ゴム系で接着。ゴム系なら元に戻すのも容易いので便利ですね。
こうしてこんな感じに仕上がりました。カプラーも色も黒くなり、実車の印象に近づいたかと思います。
首は振りませんが、一応TNカプラーなので連結もできます。
さて、これで簡単に手を入れられるところは弄れたと思います。動力と連結器に手を入れたので、いつものように出場試運転です。
【出場試運転】マイクロエース215系
— ひるぜん (@yakigyuneshi) 2020年10月22日
スマホ三脚を導入したのでちょっと高い目線のカットが増えました。 pic.twitter.com/ODLwgQ90Nj
実車同様に、だいぶ重そうに走りますね。実は私のレイアウトでは坂が急すぎて登れず、動画では全てのカットが平坦または下りのカットになっています。緩やかな勾配を含む貸しレイアウトで試運転したいものです。
今回は貴重な車両を譲っていただいて、おかげさまで東海道方面が強化できました。この先、189系田町車や185系湘南色などの発売が続くので、中高生時代の東京口を走った車両は引き続き集めていきたい所存です。
ひとまず、今日はこれにて。
【入線整備】TOMIX 相鉄12000系を整備する(その1)
今日の模型弄りです。
215系弄りの途中ですが、進捗しなかったのでストック記事からの更新です。
相鉄12000系。相鉄・JR直通線の開業にあたり、相鉄がJR直通対応車として用意した新形式です。
私が3月まで勤めていた所は、仕事中も埼京線や山手線を目にすることのできる場所だったのですが、辞める数ヶ月前から突如として現れるようになった相鉄車は、もちろんかなりのインパクトでした。
直通開始直後の実車。直通列車はガラガラだったので、時間を合わせて狙って乗っていました。ちなみにこの写真は、所定JR車のところ代走で相鉄車が来た時のもの。
私は基本的に現役車両、それも出て数年クラスの新型車両を買うことはほとんどないのですが、そんなこんながあって1本導入することになったわけです。
最近は製品に初めから10両対応のウレタンが用意されていることも多く、買った時点では基本セットと増結セットそれぞれにブックケースが付属していますが、このように1つに纏めることができます。以前は多くて8両程度までしか入れられず、それ以上収納するには社外品のウレタンに交換する必要がありました。
さて車両です。なんといってもこの特徴的な前面形状と、特徴的な車体塗装。どちらをとっても他に例を見ない、非常に独特のスタイルをしています。この写真は実車より明るい色に見えますが、おそらくライトで照らしてる関係かなと。
まず「弄る」といえば、毎度お馴染みカプラー交換。私は電車でもKATOカプラー(密連形)派です。このように連結面間隔が若干狭まります。
上から見た図。
普段通りアーノルドカプラーの入っていたポケットにKATOカプラーを入れるだけなのですが、これはポケット内に出っ張りがあるタイプだったのでKATOカプラーの尻の部分をカットして、収まるサイズにしてから入れています。10両分カットするのは地味に面倒でした。
前面の行先表示は相鉄線内表示の「特急新宿」が装着済みでした。私はJR線内で乗ることが多いので、悩んだ末に「各駅停車海老名」を入れました。
それにしても前面パーツが不思議な作りをしていますね。設計担当の方もさぞ苦労されたことでしょう……。
最近の電車はアンテナ類が多いので、付属パーツもこのように大量に入っています。ランナーの関係でそもそも使わないパーツも一緒に入っていたりして、地味に嵩張りますね。間違えないように取説と睨めっこします。
まずは白いWiMAXアンテナ。
無線アンテナは向きがあるので気をつけます。最初間違えて取り付けてしまいました。
中程にも無線アンテナ。ATACS用でしたでしょうか。現状では代走時にしか使われない設備です。
最後に前よりに信号炎管と、ダメ押しの無線アンテナ。アンテナ多過ぎです。
インレタは、純正のものがいろいろ厳しいという噂を聞いたので、世田谷車両センターさんのものを用意しました。
とりあえず、前面のインレタを転写しました。表から貼るものと裏から貼るものがありますが、特に理由がなければ裏から貼るものを使えばいいと思います。うっかり爪で引っ掻いて剥がすリスクがほぼゼロになるのは大きいですよね。
正面から。
斜めから。
アンテナを付けて、顔に車番を入れるだけで車両が活き活きとしてきます。この瞬間がたまらないんですよね。
さて、ここまで急ぎで整備したのは、運転会に持ち込むためでした。
以前のお勤め先の模型仲間と、移転したばかりのプラスポートさんでの運転会です。5人で6本の12000系を陳列。私のがどれだか判るでしょうか。急いで整備したんですが、パーツ取付をしてあったのは私だけでした。
この時(8月中旬)は並べるだけで走行はさせませんでしたが……
別の日(8月下旬)、今度は弟と2人で同じくプラスポートさんで走らせてきました。弟車(手前2本)との並び、東急との直通が始まって以降のイメージです。かしわ台あたりでしょうか、こんなに東急車が並ぶこともなさそうですが。
「ハマの青い車両」同士並ぶこともあるんでしょうか、それとも直通改造の対象から外れてしまうんでしょうか。数年後どうなっているのか非常に楽しみです。
と、そんなこんなで相鉄12000系を整備しました。側面の標記類には一切手をつけてないのですが、運転会も無事に終わったことで特に急ぐ理由もなくなってしまったので、続きはまた気が向いた時にやろうと思います。インレタはどうも失敗が怖いので後回しにしがちです。
ひとまず、今日はこれにて。
【入線整備】マイクロエース215系2次車を譲受!(その1)
今日の模型いじりです。
9月某日。
Twitterのフォロワーさんであり、ブロ友さんでもあるえぬしらさん(白輝望さん)から画像が届きました。
JRの215系ですね。EF65に牽かれて、どこかへ行くようです。
牽引機をDE10に交代し……
青函トンネルを越え……
ついに道内に……って、どこまで行くんです? 戻ってきてくださーい!
気を取り直して数日後……
見覚えのあるところにやってきました。
駅の有効長が短いので、すぐに2分割して入換え。
貨物釜から旅客釜に交代です。(電化方式とか気にしてはいけない)
線内を輸送し……
遠路よりはるばる、我が「新綱島検車区」に215系がやってきました!
というわけで、えぬしらさんよりマイクロエースの215系を破格にて譲っていただいたので、さっそく入線整備を実施していきます。
いつもの構図で先頭車を。ずんぐりむっくりな図体がとても良く再現されています。クオリティよし、他社競合製品なし、しばらく再生産なし、ということで中古相場がかなり上がっているそうですね。
実車は両端2両ずつがモーター車。先頭車の1階部分にある機器室に機器を詰め込むことで、2両目はモーター車でありながら1階席を設けることに成功しています。
が、模型ではそれが難しかったのか、動力ユニットが2両目に来ているため、こんな感じで外からユニットが丸見えです。この製品のほぼ唯一の欠点と言えるでしょう。
東海道線東京口列車の他例に漏れず、10両編成のうち4・5号車がグリーン車です。元々グリーン車のような見た目の車両ばかり10両も連ねているのでぱっと見見分けがつきませんが、よくみると窓配置が異なります。
平屋部分は、普通車が大窓、グリーン車が小窓。
2階建部分は、普通車が小窓、グリーン車が大窓。
あと客用扉の幅も違います。80系みたいですね(?)。こうして比べてみると案外違うものです。
さて、今回譲っていただいたこの215系、なんと購入してから一度しか走らせていないということで、非常に状態がよかったです。禿げやすいクーラーのメッキも綺麗なままでした。
ところが、走らせてみると動きに少々違和感が。あー、いつものやつですね。手入れしましょう。
2号車の車体を外すと、動力ユニットが出てきます。
座席パーツを外すとこんな感じ。ダブルデッカーとはいえ、動力ユニット自体はいつも通りなんですね。
マイクロエースさん、ギア部の油だかグリスだかの品質が少々よろしくないので、しばらく走行させないでいると走りが悪くなってしまうんですよね。なので、油を一旦洗い流しましょう。
ギアを外して、クリーナーに浸します。
台車ごと漬け込んでみたこともあったんですが、車輪周りに汚れが移ってしまった反省があるのでやりません。綿棒をクリーナーに多めに浸しながら、じゃぶじゃぶと洗い流します。
綺麗になったと思います。こんなもんでいいでしょう。
組み立て。ついでにカプラーをKATOカプラー密連形に交換しました。これが当区標準仕様です。
適宜タミヤのグリスやKATOのオイルを差しながら組み立てます。
完成。変なカクツキはほとんどなくなったので一安心です。
で、カプラーを変えたので連結面間隔の確認を……。……なんですかこれは、アーノルドより長くなっちゃってます。
マイクロ製品だとたまにこういうことが起こるんですよね。
加工して改善しないかしばらく悩んだのですが、一旦こうしてみることにしました。
ボディマウントTNカプラー。マイクロエースなのでTNの取り付け穴が各連結面にありますし、アーノルドカプラー部のカットが必要なTOMIX製品と違ってマイクロエースなら着脱が可能です。現状復帰が容易いので、「とりあえず」でTN化することができます。
これだけ間隔が迫っていても問題なく曲がれます。さすがBMTNです。
私は基本的に、コストパフォーマンスに優れてかつジャンパ線表現のあるKATOカプラー派でして、アーノルド装備の車両は極力KATOカプラーに交換するのですが、別に「アンチTNカプラー」というわけではないので、状況次第ではこれもアリです。まあ、高くつくのであまりやりたくはないのですが。
今回は別の用途のために買ったまま、結局使わずにしまっておいたTNカプラーがそのまま使えたので、追加投資はゼロです。なんとなく得した気分になります。
長くなったのでこの辺で。次回に続きます。
ひとまず、今日はこれにて。
追記:続きはこちら
【運転会報告】Re-Colorさんで青函ごっこ
今日の模型遊びです。
先日の4連休、私は特に休日でも何でもなかったのですが、夜の時間を利用して友人3人と久方ぶりの運転会を実施してきました。
今回は写真左手の5・6番線を使わせていただきました。大阪駅をイメージしたホームと大屋根、素敵ですね。車両がミスマッチですが、それはそれとして。
北斗星同士の並び。ダイヤ乱れでもなければ、北斗星が2本並ぶということはなかったはずです。こういう時、室内灯を入れてあれば「映える画」になったのかなと……。
最近ちまちまと集めていたコンテナがそこそこの数になり、コキ車20両を連ねても違和感なくなりました。コキ車弄りについては既に記事を書いて下書きにしてあるので、そのうちアップされると思います。今回は書き溜めた記事に割り込みをかけて更新しているので、時系列が少し前後します。
手持ちの北斗星4本を並べてみました。北海道車3本と、東日本車1本。カニが全然違う顔なのでわかりやすいですね。
EF81が2両しかなかったので、連結させずに隣に並べてみました。手持ちだと、他に長岡車が1両あるのみなので、どう頑張っても足りないです。そろそろもう1両……
遠目から。なかなか壮観です。
手前はujinaさんの中央線。183系からE257系に置き換えが進んでいた頃の組み合わせですね。いい時代です……。
横から、ロビー車コレクション。奥2本は時代違いでどちらも1・2号なので、半室ロビー車。手前2本は3・4号(81・82号)で、JR2社の全室ロビー車が並びます。
次は食堂車。この画像は前回も掲載しました。
こうしてみると、会社によってクーラーが違うんですね。ちなみに一番手前だけ車両の位置がズレているのはカニの車体長が異なるからです。
反対側から。東日本編成はまだ両数が揃っていないので、81・82号末期の10両編成風にしてあります。かつては昼間の札幌運転所や尾久客車区で、たくさんの北斗星がこうやって待機していたんでしょうね。
その後少々車両を入れ替えて、こんな並びを作ってみました。具体的にどこの駅をというのはないのですが、強いて言うなら五稜郭あたりに出入りする長距離列車並びといったところでしょうか。先日記事にしたDD51も快調でした。
左から485系はつかり(つがる)、ED79+海峡、DD51重連+北斗星(3・4号)、ED79+北斗星(1・2号)、ED79重連+貨物(1994年頃)、ED79重連+貨物(2002年頃)です。
貨物の牽引機は逆にするべきでした(初期塗装がコキ106を牽いちゃってます)し、よく見ると北斗星の客車の向きが逆ですが、気にしてはいけません。
機関庫では、ujinaさんの江ノ電コレクションが展開されていました。最近全形式をコンプリートしたとのこと。ujinaさんは1年前は全く模型鉄ではなかったのですが、たった1年でここまで集めてしまいました。
以前極楽寺の車庫で撮影会に参加した記憶が蘇ります。見れば見るほど個性的な車両達ですよね。なるほど全形式集めたくなるわけです。
こちらはやつはしさんの四国コレクション。えすたーなるさん所有のキハ181以外は全てやつはし氏のもの。相変わらずの物量ですがまだまだ集めるそうです。恐ろしい……。
ちなみに後ろの方に1000形や121系も隠れています。もちろんやつはし氏所有。
機関庫の江ノ電ゾーンのとなり、転車台のところが空いていたのでED79を置いてみました。ちなみにED79は6両所持していますが、100番代を1両も持っていないこともあるのでもう少し増えることになりそうです。小柄な機関車なので勝手に増殖します。増えていても誰も気づかないですよね。
やつはし氏が四国コレクションを展開している間、私は9・10番線を間借りしてこれの試運転をしていました。記事未upですが、またいずれ。
走行動画も少し撮ったので、つなぎ合わせてみました。
先日のリカラーさん運転会の走行動画。北斗星メインで持っていったのに、北斗星の動画は撮っていません()#Re_Color #リカラー pic.twitter.com/anV8fSY7Ot
— ひるぜん (@yakigyuneshi) 2020年9月29日
いずれ動画メインで走らせたいと思いつつ、いつも時間に対して過剰に模型を持ち込んでしまうので、出し入れするだけで時間切れになってしまいなかなか動画を撮れません。
動画といえば、突然ですがYouTubeチャンネルを開設しました。
旅先で何の気なしに撮ったような動画を、適当に上げる……かもしれません。
ネタが尽きるか、飽きるまでやります。よかったら暇つぶし程度にたまに覗いてみてください。当面はブログと同じく毎週金曜17時更新の予定です。
ひとまず、今日はこれにて。
次回予告
配給?甲種?