【入線整備】マイクロエース215系2次車を譲受!(その1)
今日の模型いじりです。
9月某日。
Twitterのフォロワーさんであり、ブロ友さんでもあるえぬしらさん(白輝望さん)から画像が届きました。
JRの215系ですね。EF65に牽かれて、どこかへ行くようです。
牽引機をDE10に交代し……
青函トンネルを越え……
ついに道内に……って、どこまで行くんです? 戻ってきてくださーい!
気を取り直して数日後……
見覚えのあるところにやってきました。
駅の有効長が短いので、すぐに2分割して入換え。
貨物釜から旅客釜に交代です。(電化方式とか気にしてはいけない)
線内を輸送し……
遠路よりはるばる、我が「新綱島検車区」に215系がやってきました!
というわけで、えぬしらさんよりマイクロエースの215系を破格にて譲っていただいたので、さっそく入線整備を実施していきます。
いつもの構図で先頭車を。ずんぐりむっくりな図体がとても良く再現されています。クオリティよし、他社競合製品なし、しばらく再生産なし、ということで中古相場がかなり上がっているそうですね。
実車は両端2両ずつがモーター車。先頭車の1階部分にある機器室に機器を詰め込むことで、2両目はモーター車でありながら1階席を設けることに成功しています。
が、模型ではそれが難しかったのか、動力ユニットが2両目に来ているため、こんな感じで外からユニットが丸見えです。この製品のほぼ唯一の欠点と言えるでしょう。
東海道線東京口列車の他例に漏れず、10両編成のうち4・5号車がグリーン車です。元々グリーン車のような見た目の車両ばかり10両も連ねているのでぱっと見見分けがつきませんが、よくみると窓配置が異なります。
平屋部分は、普通車が大窓、グリーン車が小窓。
2階建部分は、普通車が小窓、グリーン車が大窓。
あと客用扉の幅も違います。80系みたいですね(?)。こうして比べてみると案外違うものです。
さて、今回譲っていただいたこの215系、なんと購入してから一度しか走らせていないということで、非常に状態がよかったです。禿げやすいクーラーのメッキも綺麗なままでした。
ところが、走らせてみると動きに少々違和感が。あー、いつものやつですね。手入れしましょう。
2号車の車体を外すと、動力ユニットが出てきます。
座席パーツを外すとこんな感じ。ダブルデッカーとはいえ、動力ユニット自体はいつも通りなんですね。
マイクロエースさん、ギア部の油だかグリスだかの品質が少々よろしくないので、しばらく走行させないでいると走りが悪くなってしまうんですよね。なので、油を一旦洗い流しましょう。
ギアを外して、クリーナーに浸します。
台車ごと漬け込んでみたこともあったんですが、車輪周りに汚れが移ってしまった反省があるのでやりません。綿棒をクリーナーに多めに浸しながら、じゃぶじゃぶと洗い流します。
綺麗になったと思います。こんなもんでいいでしょう。
組み立て。ついでにカプラーをKATOカプラー密連形に交換しました。これが当区標準仕様です。
適宜タミヤのグリスやKATOのオイルを差しながら組み立てます。
完成。変なカクツキはほとんどなくなったので一安心です。
で、カプラーを変えたので連結面間隔の確認を……。……なんですかこれは、アーノルドより長くなっちゃってます。
マイクロ製品だとたまにこういうことが起こるんですよね。
加工して改善しないかしばらく悩んだのですが、一旦こうしてみることにしました。
ボディマウントTNカプラー。マイクロエースなのでTNの取り付け穴が各連結面にありますし、アーノルドカプラー部のカットが必要なTOMIX製品と違ってマイクロエースなら着脱が可能です。現状復帰が容易いので、「とりあえず」でTN化することができます。
これだけ間隔が迫っていても問題なく曲がれます。さすがBMTNです。
私は基本的に、コストパフォーマンスに優れてかつジャンパ線表現のあるKATOカプラー派でして、アーノルド装備の車両は極力KATOカプラーに交換するのですが、別に「アンチTNカプラー」というわけではないので、状況次第ではこれもアリです。まあ、高くつくのであまりやりたくはないのですが。
今回は別の用途のために買ったまま、結局使わずにしまっておいたTNカプラーがそのまま使えたので、追加投資はゼロです。なんとなく得した気分になります。
長くなったのでこの辺で。次回に続きます。
ひとまず、今日はこれにて。
追記:続きはこちら