【旅行報告】サンライズと麺と貸しレイアウト〜東西反復2往復の旅(その1)
ついに模型弄り記事のストックが尽きました。しばらく模型弄りをしていないので、夏の旅行報告でも致したいと思います。
事の発端は7月某日。世間では東京発着以外でGoToトラベルキャンペーンが施行され、地方経済活性化のため旅行が推奨されるようになった時期です。四国内のフリーきっぷが破格で発売されることを受け、以前のアルバイト先の仲間4名で四国旅行を計画しました。
東京発サンライズで四国入りし、現地2泊の足掛け4日間の旅行で、私は仕事の関係で最初のサンライズと現地1日目まで同行する予定でした。
ところが、他にも都合で行けない方が出てきたために旅行は中止し、代わりにサンライズに乗車する予定だった日の翌日に横浜市内のレンタルレイアウト店で模型を走らせようということになりました。
しかし、我々の手元にはサンライズの切符があります。惜しくも行けなくなった張本人が、10時打ちに並んでゲットしたシングルデラックスが4枚……。
行ける人だけでも有効利用しようと、弾丸旅行を計画したのが今回の旅行です。よろしければしばしお付き合いください。
8月某日、20時。私とかつてのバイト先同期のShiloh氏は羽田空港におりました。
普段ならまだそこそこ人手があるはずの時間帯ですが、まるで深夜のように閑散としています。
出発便の案内。見事に欠航の文字が並びます。これでも8月下旬、旅行客の姿が多少見られるようになったと言われていた頃です。
で、我々の目的はサンライズなのですが、どうして羽田にいるかといえば……それは後々判明します。
羽田で夕飯をと目論んだのですが、どこも開いていませんでした。
で、サンライズに乗るために東京へ。京急に乗ろうとしたのですが、最悪のタイミングで運転見合わせになってしまったのでモノレールへ。この時間に京急が止まったにもかかわらず、モノレールはガラガラでした。
そして東京駅。発車30分前ですがようやく夕飯にありつけました。駅構内のそば屋さんです。最近は駅ナカの立ち食いそばでもかなり凝ったお店が増えてきましたね。
発車標。金曜なので琴平行きなんですね。我々も当初は琴平まで行って金比羅山にお詣りする予定でした。
サンライズの御尊顔を拝見。運転士さんが来るまで前照灯が点かないので、記念撮影するなら発車直前がよさそうです。
方向幕。繁忙期の金・土曜日のみ琴平まで延長になります。かつては松山でしたね。
本日のお宿、4号車です。上階がシングルデラックス、下階がサンライズツインの構成です。
「A寝台」の文字が輝かしいですね。今まで寝台列車はB寝台か"指定席"にしか乗ったことがなかったので、非常に楽しみでした。
編成案内。この車両以外は全てB寝台か"指定席"ノビノビ座席です。何とも言えない優越感のようなものに浸れます。
車内はこのようになっています。シングルデラックス6室、サンライズツイン4室で、そのうち半数が喫煙室です。私は喫煙室に当たったのですが、特にタバコ臭のようなものは感じませんでした。
備え付けの布団やアメニティ類です。
……間違いが一箇所あるのですが判りますか?
アメニティ袋開帳。至れり尽くせりですね。
ちなみに間違い探しの答えは浴衣です。サンライズの寝巻きはもっと簡易的なやつですね。それは私の私物を持ち込んだものです。
これで気分は往年の瀬戸号です。西日本の浴衣はJRマーク入りではなかったのですが、まあ細かいことを気にしてはいけません。
シャワーカード。特に何の説明もなく、アメニティ袋にむき出しで突っ込まれています。A寝台ならではの特権ですが、B寝台しか乗ったことがないとシャワーカードを買いに行ってしまいそうですね。
裏返すとA個室用と書かれています。ここでも優越感。平民達よ、これが貴族の特権じゃ。
ちなみに23時頃にシャワーカード券売機を見てみると当然のように売り切れでした。買えた試しがありません。
さて、A個室客のシャワーは4号車の端に専用室があります。たった6人のA個室客のために設けられたシャワー設備です。贅沢ですね〜。
サンライズのシャワーを使うのは初めてです。以前一度だけ、北斗星(北海道車)のシャワーを使ったことがありますが、どんなだったかほとんど記憶にありません。
シャワーカードを入れます。カードは無効処理されて返ってくるので、記念に持ち帰りましょう。
カードを入れると表示が変わってシャワーが使えるようになります。
これ以降、忘れ物があっても部屋に取りには戻れません。扉を開けた瞬間に無効になります。
シャワー室です。お湯を出せる時間は一般客用と変わらず6分間です。ボタンがちょっと押しにくいです。
使い終わった後はシャワールーム洗浄ボタンを押すのですが、これを押すのは着替えた後、かつ靴下を履く前にするのがおすすめです。理由は使ってみてからのお楽しみで……。
さてシャワーを浴びて部屋に戻ったのですが、部屋の暗証番号を入力しても開かずに困惑しました。何度かやっているうちに入れたのですが。
部屋に入って、扉を閉めてみてその理由がわかりました。扉のゴムが劣化して外れやすくなっているんですね……。おそらくこれがロック機構と引っかかってなかなか開かなかったんでしょう。リニューアルしてさほど年数が経っていないので一見綺麗なのですが、所々に老朽化を感じます。
さて夜の時間はまだまだこれから……。扉の向かいの部屋にShiloh氏が乗っているので、扉を開けて乾杯。といっても扉の外は廊下なので、大声は禁物です。普段なら片方の部屋に集合すれば良いのですが、距離を取るのが今のスタンダードですからね。
あまり遅い時間にならないうちにと、少し駄弁りました。
東京駅で買ったおつまみカルテット。シングルデラックスでカルテットとはいかに。
その後、人のいなくなったラウンジに移動して、SRCとすれ違うまで駄弁っていました。鉄道趣味者同士で夜行列車に乗ると大変なことになるんですね。
続きは次回。
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