【入線整備】TOMIX 相鉄12000系を整備する(その1)
今日の模型弄りです。
215系弄りの途中ですが、進捗しなかったのでストック記事からの更新です。
相鉄12000系。相鉄・JR直通線の開業にあたり、相鉄がJR直通対応車として用意した新形式です。
私が3月まで勤めていた所は、仕事中も埼京線や山手線を目にすることのできる場所だったのですが、辞める数ヶ月前から突如として現れるようになった相鉄車は、もちろんかなりのインパクトでした。
直通開始直後の実車。直通列車はガラガラだったので、時間を合わせて狙って乗っていました。ちなみにこの写真は、所定JR車のところ代走で相鉄車が来た時のもの。
私は基本的に現役車両、それも出て数年クラスの新型車両を買うことはほとんどないのですが、そんなこんながあって1本導入することになったわけです。
最近は製品に初めから10両対応のウレタンが用意されていることも多く、買った時点では基本セットと増結セットそれぞれにブックケースが付属していますが、このように1つに纏めることができます。以前は多くて8両程度までしか入れられず、それ以上収納するには社外品のウレタンに交換する必要がありました。
さて車両です。なんといってもこの特徴的な前面形状と、特徴的な車体塗装。どちらをとっても他に例を見ない、非常に独特のスタイルをしています。この写真は実車より明るい色に見えますが、おそらくライトで照らしてる関係かなと。
まず「弄る」といえば、毎度お馴染みカプラー交換。私は電車でもKATOカプラー(密連形)派です。このように連結面間隔が若干狭まります。
上から見た図。
普段通りアーノルドカプラーの入っていたポケットにKATOカプラーを入れるだけなのですが、これはポケット内に出っ張りがあるタイプだったのでKATOカプラーの尻の部分をカットして、収まるサイズにしてから入れています。10両分カットするのは地味に面倒でした。
前面の行先表示は相鉄線内表示の「特急新宿」が装着済みでした。私はJR線内で乗ることが多いので、悩んだ末に「各駅停車海老名」を入れました。
それにしても前面パーツが不思議な作りをしていますね。設計担当の方もさぞ苦労されたことでしょう……。
最近の電車はアンテナ類が多いので、付属パーツもこのように大量に入っています。ランナーの関係でそもそも使わないパーツも一緒に入っていたりして、地味に嵩張りますね。間違えないように取説と睨めっこします。
まずは白いWiMAXアンテナ。
無線アンテナは向きがあるので気をつけます。最初間違えて取り付けてしまいました。
中程にも無線アンテナ。ATACS用でしたでしょうか。現状では代走時にしか使われない設備です。
最後に前よりに信号炎管と、ダメ押しの無線アンテナ。アンテナ多過ぎです。
インレタは、純正のものがいろいろ厳しいという噂を聞いたので、世田谷車両センターさんのものを用意しました。
とりあえず、前面のインレタを転写しました。表から貼るものと裏から貼るものがありますが、特に理由がなければ裏から貼るものを使えばいいと思います。うっかり爪で引っ掻いて剥がすリスクがほぼゼロになるのは大きいですよね。
正面から。
斜めから。
アンテナを付けて、顔に車番を入れるだけで車両が活き活きとしてきます。この瞬間がたまらないんですよね。
さて、ここまで急ぎで整備したのは、運転会に持ち込むためでした。
以前のお勤め先の模型仲間と、移転したばかりのプラスポートさんでの運転会です。5人で6本の12000系を陳列。私のがどれだか判るでしょうか。急いで整備したんですが、パーツ取付をしてあったのは私だけでした。
この時(8月中旬)は並べるだけで走行はさせませんでしたが……
別の日(8月下旬)、今度は弟と2人で同じくプラスポートさんで走らせてきました。弟車(手前2本)との並び、東急との直通が始まって以降のイメージです。かしわ台あたりでしょうか、こんなに東急車が並ぶこともなさそうですが。
「ハマの青い車両」同士並ぶこともあるんでしょうか、それとも直通改造の対象から外れてしまうんでしょうか。数年後どうなっているのか非常に楽しみです。
と、そんなこんなで相鉄12000系を整備しました。側面の標記類には一切手をつけてないのですが、運転会も無事に終わったことで特に急ぐ理由もなくなってしまったので、続きはまた気が向いた時にやろうと思います。インレタはどうも失敗が怖いので後回しにしがちです。
ひとまず、今日はこれにて。