【入線整備?】マイクロエース50系快速「海峡」をいろいろ弄る(その2)
前回の続きです。
連結面間隔を縮めるために台車をKATOのものに履き替えたら、車高が上がって見えるようになった、というところです。
どうやら、この集電シューの部分が当たっているようなので、これを削れば車高を下げられるのではないか? と試行してみます。
再加工前後で比較。左が再加工後です。若干低くなったような、なってないような……。
未加工車と比較。同じくらいに見えるので、これでよしとします。
最終的に、台車の加工はこのようになりました。下が加工後です。
中央部をくり抜き、集電シューの突起を切断、カプラーをKATOカプラーに変えました。(この後さらに、KATOカプラーのジャンパ線部分が車体のステップと干渉するため、2本あるうちの外側をカットしました)
さて、工法が確定したのでようやく全車に施工……といきたかったのですが、台車が5両分しか確保できなかったので、ひとまず8両あるうちの5両に対して加工を行いました。それ以外の3両(カラオケ、カーペットとオハ51)はデフォルト台車のまま、カプラーだけをKATOカプラーに交換しています。
いずれ記事にするつもりですが、このマイクロエースの海峡セットは、入っている車両全車を連結すると時代設定がありえないことになるので、とりあえず連結時期がシビアな3両を後回しにしています。カーペット車はTR217系台車のはずですので、こちらをどうするのかも考えなければなりませんね。
話が逸れますが、こちらは海峡6両セットの編成内容。メーカーのPDFの一部ですが、よく見るとカラオケカーであるオハフ50 5010にも「テールライト」と書かれています。
さすがはマイクロエース、およそ実車ですらなかなか使われなかったであろうカラオケカーにも律儀にテールライトを仕込んであります。
一方こちらは、後から追加で発売された2両増結セットのPDF。「増結セットのためオハフ50のテールライトは点灯しません」とあります。マイクロエースとしては比較的珍しい措置ではないでしょうか。
私はこの両セットを購入した8両を所持していますが、前者の6両セットにはノーマルなオハフ50が1両しか入っていません。編成の両端ともに(カラオケでない)オハフ50を連結するには、増結セットのものを使用する必要があります。ところがこれはテールライトが点灯しません。
不要なテールライトを装備するカラオケカーと、テールライトを点灯させたい増結オハフ50。やるべきことは1つでしょう。
本当は台車交換より前に行っていた作業であり順番が前後しますが、両者をバラしてみたところ、内部は共通のようです。
しかも、ライト基板はウェイトを兼ねた導電板に挟み込むだけというシンプルな作りです。基板を差し替えたら移設作業はあっさりと終了。楽すぎて拍子抜けしました。
ちなみに、床下は律儀に作り分けがなされていました。
というわけで、出場した台車交換車5両で出場試運転です。1両、台車を絞めすぎたか脱線が頻発しましたが、少しネジを緩めると改善しました。加工の結果、ネジで台車を押し付けているだけの状態になったので、台車の締め具合は今後も気をつけていかないといけません。
そういえば最近、押入れ試運転線の配線を大幅に変更したので、こんな写真も撮れるようになりました。
試運転列車なのでヘッドマークは無し……という設定です。単純に持っていません。買わねば……。
【出場試運転】マイクロエース50系快速「海峡」 pic.twitter.com/cPWx40VQWl
— ひるぜん (@yakigyuneshi) 2020年6月20日
久しぶりに試運転動画も撮ってみました。
基本4両+増結1両の5両編成で、1995〜96年頃、海峡が一番寂しかった時期の連結パターンです。オハフのテールライトを入れ替えたおかげで、増結セットのオハフ50 5013を4号車に連結できるようになりました。5013は自販機搭載車で、一方6両セットのオハフ50 5016は非搭載車なので、4号車に連結できるのは5013のみ。4両編成を再現するためにはどうしても必要な作業でした。
近いうちに車端部カプラーのボディマウント化やトイレ窓埋めなども行いたいのですが、一応走行が可能になったので今回はここまでにします。入場待ちの車両が山積みになっているので、ハイペースでやっつけていきたいところです。
ひとまず、今日はこれにて。