【運転会報告】お座敷貸切運転会
しばらく間が空いてしまいました。
今日の模型あそびです。
ちょっとした伝手があって某所のお座敷を貸し切る機会がありまして、お座敷にレールを持ち寄っての運転会を何度か開催しています。
今回は主催者であるやつはし氏をはじめ計5名のメンバーで2日間に渡って運転会を行いましたので、軽く報告といたします。
なおこのお座敷は貸出しを目的とした施設のものではなく、個人的にお借りした場所に過ぎません。先方へのご迷惑となりますので、場所の特定はお控え下さい。
さて初日は私が会場に一番乗りでした。他のメンバーを待っている間、今回のために購入したものを開けてみます。
TOMIXの島式ホーム(都市型)です。前に購入したマイプランDX-PCにも付属しており、今回はその増備となります。
開封すると、ホーム本体のほか付属パーツが大量です。
こちらは同時に購入した「グレードアップパーツ」のもの。コンビニ、売店、待合室とエレベーターが各1個ずつ含まれています。
既に所持していた分と合わせて、島式2本×8両分を用意しました。本当は15両対応したかったのですが懐事情が許さず見送りです……
パーツ類をどこに置くか考えながら組み立てていきます。画像は「グレードアップパーツ」に含まれるコンビニと待合室です。ホーム2本作るのにグレードアップパーツ1組ではホームのどちらかにしかエレベーターを設置できません。盲点でした。いずれ買い足しましょう。
あまりに細かいパーツが多いので、時間をかければ相当リアルな駅が作れそうですが、いかんせん会場で何時間もこの作業に囚われるわけにはいかず……。私の後に来た他のメンバーにも手伝ってもらいながら進めましたが、全員が集合した段階で切り上げて線路の敷設に取り掛かりました。
こちらは机一面に広げられた設計図です。
毎回の主催者であるやつはし氏の手によるもので、非常に気合の入った配線が組まれています。
手元にあるデータが若干古い図面で上のものとは異なりますが、全線複線、駅は2面4線のものが1箇所あり在来線15両対応です。
駅から車両基地への入出区線が2本伸びており、車両基地との間の区間で15両フル編成が待機できるだけの長さがあります。
車両基地は「貨物駅」「機関区」「電留線」の3区画にわかれており、やはり12〜15両程度の長さが確保されています。
入出区線2本それぞれには本線とは別系統のパワーパックが確保されており、車両基地内での入換運転や、本線列車と同時に駅に入線させたりといった遊び方ができます。
貨物駅からは旅客駅と反対方向へ出発して本線に合流することができ、しかも立体交差を活用して対向車線を支障しないようになっています。なんとも至れり尽くせりな配線ですが、この潤沢なレールのほとんどがやつはし氏の私物ですから驚きです。
各箇所を細かく見ていきます。
あまりにも大きすぎて、全体を写した写真がありませんでした……
こちらはヤード部全景。
ちらかってますが反対からも…。
特筆すべきはこの自作制御盤群。
ヤードの配線図上にスイッチがあるので、直感的な操作ができる優れものです。しかも、このスイッチ一つでポイント転換と給電フィーダー切替を同時にこなしてしまうという……。
残念ながら、準備中に過電流でコンデンサが死亡してしまい、ポイント転換は手動になってしまいました。
車両を並べればご覧の迫力です。せっかくの15両対応ですが、諸般の事情から15両編成の入線はありませんでした。11〜12両編成が余裕で収まっているのがわかります。
数あるやつはし氏のこだわりポイントの一つ。前述の制御盤の操作によって、複数の留置線に同時に給電できるので、このように複数編成のライトを点灯させて撮影できます。
この3線は貨物駅設定で、機回線も備えてあり入換遊びができたのですが、結局今回は単なる留置線としての使用に留まってしまいました。
こちらは機関区。コンパクトですが、ギャップを駆使しており機関車の縦列留置が可能になっています。これの制御も自作制御盤の操作で行います。
影の功労者、変電所君です。
本線の複数箇所に設置した補助フィーダーへ分電する機能を担っています。電流の流れる方向によって、変電所内部のランプの色が変わる仕掛けまでついています。このサイズに収めるのに苦労したとか。
この変電所が正しく機能してくれたおかげで、この長いレイアウトでも電圧降下に悩まされることなく快適な走行が楽しめました。
駅です。15両対応の有効長に対して、私が用意したホームがたったの8両分しかないということで、ちょっとみっともなかったのでほとんど写真を撮っていません。
こうしてみると戸塚ですね。
ちまちまとパーツやシールを取り付けたおかげで、開封時と比べてだいぶ駅らしくなっています。まだ使用していないシールが多数あるので、暇な時にでも貼っていきたいですね(やらないフラグ)。
車両基地から駅にかけての配線。内外線同時入出区や、本線・貨物線それぞれへの同時発車、そして内外線同士での折返し運転など、ほとんどの運転パターンに対応しています。
ホーム部分にもギャップが設けられているので、ホーム上での増解結も可能でした。その辺の貸しレイアウト屋より強い。
テーブル跨ぎの大鉄橋。うっかり引っ掛けて落橋させることもなく、終了までしっかり支えてくれていました。
と、主催者やつはし氏のこだわりが詰まった濃いレイアウト、初日の準備に半日かかり、電気的なトラブルが発生したりとドタバタな2日間でしたが、非常に有意義で楽しい時間が過ごせました。個人主催のお座敷レイアウトとしてはかなりの規模ではないかと思いますが、これを準備してのけたやつはし氏の手腕には脱帽です。
走らせたり動画を撮ったりするのに夢中であまり走行写真を撮っていませんでした。いずれ撮影した動画を編集してお見せしたいところです。
レイアウトの紹介をして終わりになりましたが、とにかくやつはし氏スゲー!ということが伝われば幸いです。
ひとまず、今日はこれにて。