【入線整備】TOMIX DE10形貨物更新色
今日の模型弄りです。
Twitterのフォロワーさん(えぬしらさん)から「断捨離で手放したい車両があるので引き取らないか?」という提案をいただきました。
えぬしらさんからは以前にも、215系を譲っていただくなど、当区の“主要取引先”の一つになりつつあります(笑)。
215系についてはこちら
今回は、上記の記事にもチラッと写っているDE10形の貨物更新色が入線です。某ヤ○ト運輸で甲種輸送(乙種輸送?)されてきました。
今回輸送されてきた車両達。どれも「自分で買うとなると優先順位は低くなるが、あると運転の幅が広がる車両」ばかりでありがたいラインナップです。
今回はそのうち表題のDE10形に、当区標準の入線整備を行っていきます。
製品は2011年発売。震災によるがれき輸送などで石巻線の貨物が注目された時期ですね。
当区には既に国鉄色のDE10形が1機在籍しており、今回の入線で2機目になります。1機目は青森車両センター所属の入換機に車番を貼り替えてありました。カプラーは模型でも入換運転が出来るよう、マグネティックナックルに交換してあります。
ただ、これはDE10特有の構造上の問題として、低速で発進・停止を繰り返す操作が苦手だそうで、TOMIX・KATOのいずれも、入換のような繊細な操作をするのはあまり向いていません。当区所有のこの車両も、清掃・注油等を万全にしていても、突いてやらないと発進しなかったり、ラビットスタートになってしまったりといった問題が出ています。
さて今回譲受のこの車両は……というと、「状態の良さは保証します」との前情報通り、1機目の国鉄色より遙かに安定していました。多少のギア鳴りはありますが、おそらくこれは構造上の問題なので、これ以上の状態は望むべくもありません。これは、今後の活躍が期待できそうです。
さっそくカプラー交換から。例によって交換用のTNカプラーを分解して、中身をナックルに入れ替えます。
交換するとこんな感じ。カプラーが黒いですが、グレーのナックルは品薄が続いているので、ひとまずはこれで。
残りは製品所定の整備です。キャブの屋根を外して裏返し、ガイドに沿ってピンバイスで穴を開けます。
もどして、穴開けを行ったところに列車無線アンテナを。また、元から開いている穴にはタイフォンを取り付けます。かならずゴム系接着剤を併用。
ナンバープレートは裏の突起を削り取ってからゴム系接着剤で。TOMIXはナンバープレートの噛み合わせが悪いので、こうした方が綺麗に付きます。
ナンバーは4機分付属していましたが、実車画像を検索したところ一番形態が近いのが1120号機だったので1120号機を選択。仙台所属の釜で、去年廃車になったそうです。
整備が終わって記念撮影。当区にはヘッドライトの黄色い車両が何両かありますが、今は質のよい交換用のガレージメーカー製ヘッドライトが売られていますので、いずれ交換したいところです。
手持ち2機を並べました。一昔前は主要駅や貨物駅構内の隅に必ずと言っていいほど見かけた車両ですが、気付けばだいぶ数を減らしてしまいました。模型の世界ではまだまだ活躍してくれるでしょう。
石巻線風にコキを繋いでみました。単線風景の貸しレイアウトに持っていくと似合いそうです。
というわけで、今回は譲受車両の入線整備でした。同時入線となった他の車両については、部品入手や他車整備との兼ね合いを見つつ進めていこうと思います。
ひとまず、今日はこれにて。