新綱島検車区業務日誌

主に模型いじりの記録を、備忘録として。

【入線整備】「まりもロゴ」入り快速海峡を作りたい(TOMIX 14系「まりも」セット)

今日の模型弄りです。

 

半端に放置したままの模型をやっつけるシリーズ。今回は1年半ほど前に購入したTOMIX「まりも」セットを弄ります。

 

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14系時代の急行「まりも」のうち、ドリームカーを連結した1988年11月〜1993年3月頃の編成を再現できるセットです。

寝台車はスハネフ14とオハネ14が1両ずつ、そして「まりも」ロゴ付きドリームカーが2両と、一般の座席車が2両の計6両セットです。

このセットの目玉はなんと言ってもまりもドリーム。ですが、セットに付属する他の車両についても、このセットだけのオリジナル仕様です。

寝台車2両は道内急行に使用された500番代で、TOMIXからは他に気動車連結仕様のものが製品化されているのみですので、青い「ブルートレイン」時代の製品はこのセットのみ。

また、座席車のうちスハフ14はまだ雨樋が外付けに改造される前のものですので、既存の「はまなす」セットのものとは仕様が異なります。

オハ14だけは「はまなす」と同仕様でしょうか。

 

そのようなセット構成ですので、現状、雨樋が外付けになる2000年頃より前の道内急行等をTOMIX車で再現するには必須の製品となっています。


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セットの他、バラし売りのオークションを利用して座席車をちまちまと収集しており、オハ2両とスハフ1両を揃えてありました。

今回はこの「まりも」セットとバラし単品車を使用して、「まりも」ロゴ入りドリームカーが運用された1993〜1995年頃の快速「海峡」編成に仕立てます。


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基本的な整備内容はいつも通りです。

まずは中間カプラーをKATOカプラーに。


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「まりも」ロゴをアップで。編成中の良いアクセントです。

このロゴは前述のように急行「まりも」向けにドリームカーが用意された際に装飾されたもので、「まりも」から外されて「海峡」はまなす」に運用されるようになってからも、1995年頃までは「まりも」ロゴのまま運用されました。所属標記も「釧クシ」表記のままだったとか。実際には札サウに転属していたはずです。


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編成端、スハフ14の車掌室側(後位側)は、ダミーカプラーを利用して改造した自作のボディマウント式KATOナックルカプラーを取り付けます。


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TNカプラー用のジャンパ栓パーツを噛ませてカプラー周りは完成。ちなみにこのジャンパ栓は2種類のパーツを切り繋いで使用しています。


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テールマークを貼り替えましょう。製品は「まりも」が印刷済みです。


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裏返して、印刷部分を消すことにします。


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うすめ液に浸した綿棒で擦ると、あっさりと剥がれてくれました。


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ジオマトリックス製の方向幕ステッカーに付属していたテールマークのステッカーを裏から貼ります。裏貼り用の透明なシールも付属しているのでありがたいです。


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ステッカーついでに側面の方向幕も貼り付け。今回は快速海峡青森行きにしました。

青森行きであれば「はまなす」として走らせたくなった時もパッと見違和感がありません。


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「海峡」への交換とジャンパ線パーツの取り付けが済んだ状態がこちら。

ジャンパ線パーツはホースの部分を黒マッキーで塗り、ゴム系接着剤で固定してあります。

製品状態のまま接着剤無しで装着すると、なかなか目も当てられない状態になりますので……。


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まりもドリームに方向幕を付けるとこんな感じ。「青森」表示が転用後であることを主張しています。

トイレ・洗面台部分の窓は裏からラベルシールの貼り付けで白くするのもいつも通りです。

 

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最後に車番を貼って完成となるわけですが、この車番決めが非常に難儀しました。

青函トンネル対応のスハフ14は計13両あるのですが、既に「はまなす」編成に5両使用しており、今回ので2両、手持ちにまだ2両あり、さらに春に4両購入することが決まっているため、近いうちに実車と手持ちが同数になります。極力車番被りは回避しておきたいので、以前作成した配置表と睨めっこしながら、さらには手持ちのインレタに番号があるかどうかも見ながら、どうにか車番を決めることができました。

今回、スハフ14は93〜95年頃の札幌所属車の中から551と506を選択。


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ドリームカーは503と508にしました。


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普通席車は511と520に。

511は「はまなす」セット、520は「まりも」セットのインレタを使用したのですが、「まりも」セットの車両は車番標記の左に標示されていた「○ホ」マークが付いているものでした。○ホが省略されるようになったのがいつ頃なのか調べが付かなかったので、ひとまず気にしないことにして混在させています。

 

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これで「まりもドリーム」入り快速海峡が完成しました。

両端がスハフ14、中間はドリームカー2両に一般のオハ14が1両だけ入った基本編成の5両の他、オハ14を1両増やした6両編成が組めます。

もう1両オハ14がありますが、こちらはまた別の時に弄ることになります。また、今回手をつけなかった寝台車2両についても、いずれ用途を見つけてあげなければなりません。

なんと言っても快速海峡は最長12連。増結車はどうやって調達するか? という課題があります。実はもう確保済みなのですが、一部のパーツがまだ入手できていないのと、車番インレタが無いため弄るに弄れない状況です。TOMIXから正調「快速海峡セット」が発売される前にはどうに完成させたいのですが、間に合うでしょうか……。

 

ひとまず、今日はこれにて。