【カプラー交換】KATO二軸貨車
連載記事の途中ですが、諸事情により執筆時間が取れなかったので、ストック記事から「今日の模型弄り」です。
先日ワム80000のナックル化に成功したので、その流れで手持ちのKATO製二軸貨車にもカプラー交換を施工していきます。
こちらはワム90000形。90000と言ってもワム80000よりも前、1950年代に製造された15t積有蓋車です。非常にシンプルな見た目で、黒貨車といえばコレ、という人も多いかもしれません。
こちらはワフ29500形。ワム90000と同時期に製造された有蓋緩急車で、積載量と車掌室区画のバランスが取れた、有蓋緩急車の決定版です。製品としては、同社のヨ8000などと違い車掌室側のみですがしっかりテールランプが点灯するのも嬉しいですね。そのヨ8000もリニューアルでまもなく点灯バージョンが発売になるそうです。
こちらはワラ1形。ワム90000の後継車であるワム60000形を大きくしたバージョンで、17t積み。同型車が東武鉄道にもあり、つい最近TOMIXから模型化されて話題になりました。
これらはどれも国鉄末期まで活躍し、全国どこでも見られたオーソドックスな車両。わざわざ説明するまでもなかったですね。
というわけで交換。今回はKATOの車間短縮ナックルに交換です。
車両をひっくり返し、カプラーポケットを外します。車短ナックルの取付けにはスプリングが必要ですが、元から付いているカプラーポケットだとスプリングが脱落してしまうので、(車短ではなく通常の)ナックルカプラーに付属するポケットを使います。
いつもは爪を切り落とされてばかりのこのポケット、久しぶりに正規の用途(といっても中身は車短ナックルですが)で使用します。
交換するとこんな感じ。
連結面の比較です。さすがの車間短縮ナックル、間隔はピカイチです。
なお公式には二軸貨車への車間短縮ナックル取付は非推奨になっています。
ワフの車掌室側は、機関車との連結しやすさを考慮してナックル(マグネティックナックル)にしました。
交換が終わったので、出場試運転です。前回のワム380000の交換後に追加で交換したワム80000も交えて、国鉄時代の小運転風にしてみました。
車短ナックルと機関車の連結面。いい感じです。
有蓋車ばかり短編成の貨物ですが、古き良き貨物列車の雰囲気があります。無蓋車やタンク車なども交えて、いつか長大編成を組んでみたいものです。
今回は特に加工もない、単純なカプラー交換記事でした。
来週こそは、海峡記事の続きを上げたいところです。
ひとまず、今日はこれにて。