新綱島検車区業務日誌

主に模型いじりの記録を、備忘録として。

【入線整備】マイクロエース 西武4000系「52席の至福」(その2) 遮光とスカート交換

前回の続きです。

 

前回はこちら。

 

 

引き続き西武4000系52席の至福」を整備していきます。

 

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まず、前回気になった、窓埋め部分の光漏れを解決させましょう。


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気になる部分にアセテートテープを貼りつけてみました。


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右は施工前、左が施工後です。まだほんの少し光が見えていますが、まあこのくらい塞げていれば十分でしょう。


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キッチン車両は片側がほぼ全面塞がれているので、テープもこのように全面に渡って貼り付けることに。窓のある側から覗くと、真っ黒なテープがよく見えます。

ただ、実車のこの部分は暗いシルバー系の内装(冷蔵庫や収納場所になっているようです?)です。テープの表面がザラザラとした処理になっていることもあり、これはこれで「こういう内装」と思い込むことができなくはないかなと……。

室内表現シールでもあれば良いのですが、さすがにマイナーすぎてどなたも作っていらっしゃらないようです。

 

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さて、室内についてはそれくらいにして、肝心のこの怪しげなスカートをどうにかしましょう。

 

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こんなものを買ってみました。永井上石神井車輛工場さんの2000系標準型スカート。おなじみDMM.makeで販売されている3Dプリンター出力品です。

4000系と2000系とでは形状が違いますが、いま入手できる品の中では一番近いかなと。

TNカプラーが組み込めるようになっているので、上手くすれば無加工で取り付けられるのではないかと期待しての購入でした。

 

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ひとまず久しぶりに出してきた超音波洗浄機で表面を洗浄しておきましょう。

 

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いろいろ試行します。TNカプラーJC25が組み込めるようになっています。

 

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こんな感じです。JC25は旧式の線バネタイプなのであまり前面に使わないようにしているのですが、構造が簡単なのでこのように一旦ばらした上で組み込めるようになっているパーツがあります。

ただ、この製品はGM2000系用ということで、やはりマイクロ4000系とはうまく噛み合いません。


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諦めてスカート部分だけ切り離して塗装することにしました。タミヤのTS-75(シャンパンゴールド)です。表面の研磨と塗装は弟に外注しました。


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Gクリヤーで接着してみました。交換前と比較するとだいぶ4000系らしい表情になったかと思います。

ただ実車のスカートは少し斜めになっているので調整……。


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こんな感じで、少し角度がつくように取り付け部を削って調整してみました。


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広角で見るとこんな感じ。私的にはこれで合格です。

 

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最後に前面方向幕シールを貼って終わりにしましょう。

何やら2種類あるようですが、実車の走行画像を見ると上の白いものが多いように見えたのでそちらを貼り付けました。

どう使い分けているのかご存知の方がいたら教えてください。


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こんな感じに。方向幕部分はHゴムの外側が光っちゃってますが、そこは諦めます。


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最後に、せっかくTNカプラーにしたので一般仕様車と連結。同時発売のSIV車ではなく、以前発売されたワンマン車8両セット(A-7393)のものです。

SIV車も同時に購入してあるので、いずれ整備したいところです。

 

西武好きを自称する私ですが、模型では現役の通勤車をほとんど所持しておらず、何故か4000系ばかり増えていきます。

10000系レッドアローが池袋線から撤退した今、4000系は秩父線で101系サウンドを聴ける唯一の車両になってしまいました。足回りはもちろん、車体もそろそろ老朽化してくる頃合いで、置き換え発表があっても仕方ない時期に来つつあります。

やはり西武車は乗ってこその西武なので、模型も大事にしつつ実車の乗車機会を大切にしていきたい所存です。

 

ひとまず、今日はこれにて。