【モジュール制作】机上試運転線モジュール作成!(その1)
今日の模型弄りです。
先日のメトロ16000系受託整備の記事で紹介した「机上試運転線」モジュールの製作について書き残しておこうと思います。
発端は、従来試運転線として活用してきた「押入れレイアウト」を、諸事情あって一旦解体することになり、解体中の試運転用に別に線路が必要になったことです。
単に机の上に線路を置いておけば事は足りるのですが、同じタイミングで机周りの整理と模様替えを行ってスペースができたので、細長い木板の上に線路を固定し、ついでにバラストを撒いて撮影台兼用ということにしました。
工作中の写真撮影を失念してしまいました。ホームセンターで適当に買った木板をベースに、同じくホームセンターで買った細い板を転落防止柵として貼り付けています。
貼り付けは木工用ボンドと釘(レール固定用)を併用しています。
線路はTOMIX製ファイントラックを使用、将来的に他のモジュールレイアウトを作成した時に連結できるよう、複線間隔はきっちりTOMIXのものに合わせています。後から考えると、間隔の狭いKATOのものに合わせてもよかったですね。
複線のうち、1線は「ファーストカーミュージアム」用の店頭ユニットから給電する撮影専用線に、もう1線はパワーパックから給電する試運転線にします。
主目的は試運転(モーター動作確認)なので、ただ線路を固定してバラストを撒くだけでも良いのですが、せっかくなので一手間加えます。
たまたま余っていた3mm角棒に、模型用ノコギリを使って5mm間隔でスジを入れます。
40cm×2の80cm分用意しました。
仮置きです。何がしたいかわかりますでしょうか……。線路脇でよく見かけるアレのつもりです。
塗装します。模型の塗装は実に10年以上ぶり、しかもスプレーではなく筆塗りするのは初めてです。
今の自室はスプレーやエアブラシを使える環境ではないので、あまり塗装方面には手出ししないつもりです。
使用した塗料はこちら。単に色がつけられるだけでなく、セラミックが配合されておりコンクリートのザラザラ感が再現できるとのことで使ってみました。
塗装したプラ板・プラ棒を乾燥させている間に、別のプラ板を切り出します。これを何に使うかと言いますと……
このように線路脇に両面テープを貼り、
切り出したプラ板で木板を埋めるように配置しました。
バラストを撒くと見えなくなる部分ですが、木板の上に直接バラストを撒いてしまうと、将来的に剥がして修正したくなった時に木板がボコボコになってしまっていて使えない可能性があります。なので下敷き代わりにプラ板を貼りつけてみました。
それだけならマスキングテープでも事が足りそうですが、ついでに嵩上げすることによるバラスト節約も兼ねています。
ちなみに半端な位置にも架線柱の台座があるのは、レールの高さを均一にするためです。架線柱の間隔は200mm程度としました。
敷いたプラ板に両面テープを貼り、塗装したプラ棒とプラ板を載せます。プラ板は踏切のつもりです。この踏切は、先ほどのレール高さ調整用の台座を隠すような位置に設置しています。
プラ板が黒いものと白いものが見えています。バラストの隙間からプラ板が見えてしまった時に目立たないようマジックで塗っていたのですが、やっぱり不要かなと思い直して、途中から塗るのをやめました。
とりあえず手前だけバラストを撒いてみました。踏切の警報機や遮断桿も設置しています。ちょっとそれっぽくなってきました。
他の部分にもバラストを撒いてみました。一番奥には、あらかじめプラ板に空けておいた穴に柵を挿してあります。
踏切と柵は、ヨドバシでたまたま目に入った津川洋行製のものを使っています。
どうでしょう。殺風景だった、単に木板にレールを固定したものより格段に良くなった気がします。
バラスト積載加工をしたホキ800と記念撮影です。今回撒いたバラストは、このホキ用に買ったものの余りを活用しました。
急遽製作が始まった「机上試運転線」モジュール、手持ちのものを活用できたこともあり、新たに購入したのは木板、架線柱、踏切、柵と塗料程度で、そこそこ安く抑えています。計算していませんが2000円程度でしょうか。
まだ作業の途中ですが、一区画だけでもジオラマっぽいものが作れたので大変満足しています。
今後も暇を見つけて作業範囲を拡大したり、既存区画のグレードアップを施したりと楽しみながら進めていきたいと思います。
ひとまず、今日はこれにて。