新綱島検車区業務日誌

主に模型いじりの記録を、備忘録として。

【カプラー交換】TOMIX DD51のナックル化を試す(その2)

今日の模型弄りです。

 

だいぶ前になりますが、TOMIXDD51のカプラーをナックルカプラー化する試作を行いました。ただ、その時の工作ではカプラーの首振りに引っ掛かりがあるなど難がありました。今回はその改善を試みます。

 

 一応前回の記事はこちら。

 

f:id:hiruzen:20200812085717j:image

DD51が2機あるうち、アーノルド(Mカプラー)が2箇所、ナックルが1箇所、TNが1箇所という組み合わせにしていました。このうちナックルカプラーに対してはTNと連結できるように加工してあったので、客車がどのカプラーでも連結できるようになっていました。

その後客車側のナックル対応化がほぼ完了していますので、全箇所をナックル化してしまいます。
f:id:hiruzen:20200812085714j:image

1箇所のみ存在していたナックル部分。上下に動いてしまって安定しないのと、首振りに引っ掛かりがあるため連結と自動解放に難がありました。
f:id:hiruzen:20200812085744j:image

とりあえずバラします。ボンネットを外すとスノープラウの爪が出てくるので、そこを押し込めばカプラーとスノープラウが一緒に外れます。
f:id:hiruzen:20200812085724j:image

外れました。このうち、Mカプラーのユニットをさらにバラします。
f:id:hiruzen:20200812085707j:image

こんな感じです。前回はこの金属の棒にカプラーを通したのですが、上下位置が定まらない問題がありました。

f:id:hiruzen:20200812085721j:image

他のブログを拝見すると、この部分に適当な嵩上げを施して接着する方法がよく紹介されていましたので、私も試してみます。

これはTOMIXヘッドマークのランナーを切り出したもの。

f:id:hiruzen:20200812085734j:image

ここにカプラーを付けます。久しぶりにかもめナックルではなくEF66ナックルを使います。
f:id:hiruzen:20200812085738j:image

そのまま差し込むとナックルが若干開きっぱなしになってしまいそうなので……
f:id:hiruzen:20200812085731j:image

中の可動部(リップシャンク)の突起を切断してみました。
f:id:hiruzen:20200812085711j:image

それを、ランナーで嵩上げした部分に接着します。接着剤はいずれもゴム系(Gクリヤー)です。
f:id:hiruzen:20200812085748j:image

組み立てるとこんな感じ。ランナーの白いのが見えていますので、その後マッキーで黒く塗りました。
f:id:hiruzen:20200812085741j:image

元通り組み立てていきます。

今回はマグネティックにしませんでした。というのも、マグネティックナックル短(=EF66ナックル)ではカプラーが短すぎて、重連を組んだ時に解放ピンが連結相手のスノープラウ接触してしまうんですよね。

解放を優先するならばナックル長を使用すれば良さそうですが、私は今回は連結面間隔を優先して非マグネティックで竣工させてみました。

あるいは、前後で変えてみてもよかったかもしれません。

f:id:hiruzen:20200812085727j:image

こんな感じで出来上がり。2機ともに同じ作業を施工しました。

北斗星牽引機の中で唯一工法が確立していなかったので個人的に懸案事項になっていました。今回Mカプラーをバラす方法がうまく行ったので、今までTNをバラしてかもめナックルを取り付けていたELにもこの方法が応用できそうです。

そういえば、この記事の更新日は9/18(予定)ということで、このブログを開設してから1年が経過したはずです。最初の記事はEF81のナックル化記事だった(未だにPV数トップです)のですが、奇しくもちょうど1年経ったこの記事でも機関車のナックル化を行ったことになります。

とはいえ実際に作業し記事を書いたのは8月上旬なので、特に1周年を意識したわけでもなく偶然の結果です。

今頃はきっと修士論文の執筆に専念して模型弄りはしていないはずですが、夏の間に書き溜めた記事で論文提出まで自動更新が続きます。何卒お付き合いください。

 

ひとまず、今日はこれにて。