【カプラー交換】TOMIX DD51のナックル化を試す(その2)
今日の模型弄りです。
だいぶ前になりますが、TOMIX製DD51のカプラーをナックルカプラー化する試作を行いました。ただ、その時の工作ではカプラーの首振りに引っ掛かりがあるなど難がありました。今回はその改善を試みます。
一応前回の記事はこちら。
DD51が2機あるうち、アーノルド(Mカプラー)が2箇所、ナックルが1箇所、TNが1箇所という組み合わせにしていました。このうちナックルカプラーに対してはTNと連結できるように加工してあったので、客車がどのカプラーでも連結できるようになっていました。
その後客車側のナックル対応化がほぼ完了していますので、全箇所をナックル化してしまいます。
1箇所のみ存在していたナックル部分。上下に動いてしまって安定しないのと、首振りに引っ掛かりがあるため連結と自動解放に難がありました。
とりあえずバラします。ボンネットを外すとスノープラウの爪が出てくるので、そこを押し込めばカプラーとスノープラウが一緒に外れます。
外れました。このうち、Mカプラーのユニットをさらにバラします。
こんな感じです。前回はこの金属の棒にカプラーを通したのですが、上下位置が定まらない問題がありました。
他のブログを拝見すると、この部分に適当な嵩上げを施して接着する方法がよく紹介されていましたので、私も試してみます。
ここにカプラーを付けます。久しぶりにかもめナックルではなくEF66ナックルを使います。
そのまま差し込むとナックルが若干開きっぱなしになってしまいそうなので……
中の可動部(リップシャンク)の突起を切断してみました。
それを、ランナーで嵩上げした部分に接着します。接着剤はいずれもゴム系(Gクリヤー)です。
組み立てるとこんな感じ。ランナーの白いのが見えていますので、その後マッキーで黒く塗りました。
元通り組み立てていきます。
今回はマグネティックにしませんでした。というのも、マグネティックナックル短(=EF66ナックル)ではカプラーが短すぎて、重連を組んだ時に解放ピンが連結相手のスノープラウと接触してしまうんですよね。
解放を優先するならばナックル長を使用すれば良さそうですが、私は今回は連結面間隔を優先して非マグネティックで竣工させてみました。
あるいは、前後で変えてみてもよかったかもしれません。
こんな感じで出来上がり。2機ともに同じ作業を施工しました。
北斗星牽引機の中で唯一工法が確立していなかったので個人的に懸案事項になっていました。今回Mカプラーをバラす方法がうまく行ったので、今までTNをバラしてかもめナックルを取り付けていたELにもこの方法が応用できそうです。
そういえば、この記事の更新日は9/18(予定)ということで、このブログを開設してから1年が経過したはずです。最初の記事はEF81のナックル化記事だった(未だにPV数トップです)のですが、奇しくもちょうど1年経ったこの記事でも機関車のナックル化を行ったことになります。
とはいえ実際に作業し記事を書いたのは8月上旬なので、特に1周年を意識したわけでもなく偶然の結果です。
今頃はきっと修士論文の執筆に専念して模型弄りはしていないはずですが、夏の間に書き溜めた記事で論文提出まで自動更新が続きます。何卒お付き合いください。
ひとまず、今日はこれにて。