【入線整備】TOMIX 24系さよならあけぼのセットを弄る(その2)
前回の続きです。
前回の記事はこちら。
半年の放置期間をあけてようやく弄りはじめた「さよならあけぼの」セット、今回は客車を弄ります。
とはいえ、当区における「最低限の入線整備」とは、付属パーツの取付とカプラー交換で、そのうち付属パーツは既に取り付けられているので、カプラーを変えるだけです。
こちらは中間に連結されるオハネフ24。雨樋が露出した「青森仕様」です。
中間のカプラーは、もちろん当区標準のジャンパ線付きKATOカプラー。オハネフは最後尾に連結されることもあるので普段はそれを考慮するのですが、これは「ゴロンとシート」仕様で連結位置が固定され、製品としてもテールランプやテールマークが省略されているので、純粋に中間車として扱おうかと。
というわけでこんな感じに。これが最後尾では格好がつかないので、最後尾のオハネフには使いません。
なお、実車はたまにゴロンとシートを別の車両と入れ替えていたようです。その度にクマのマークを貼り替えていたのでしょう。
カプラー交換で、若干ですが連結面間隔が狭まります。これがアーノルドで、
これが交換後。TNカプラーほどではないですが間隔が狭まり、ジャンパ線もつくので重宝しています。
比較。やっぱりアーノルドだと広すぎですね。
ということで中間連結面はKATOカプラーに取り替えました。作業も楽なのでサクサク進むのですが、すぐに自宅在庫が枯渇するのが困りものです。まだまだ未交換の車両が眠っているんですが、買い足さないといけません。
さて、問題は編成の端、オハネフとカニの「顔」の部分です。中間と同様にKATOカプラーを取り付けたのでは、カーブを曲がるたびに台車と連動してカプラーが動いてしまうのでなかなかみっともないです。編成端だけはどうにかボディマウント式にしたいところですが、ボディマウントのKATOカプラーやナックルカプラーは製品としてはほぼ存在しないんですよね(無くもないんですが、それはまたいずれ)。
というわけで、前にトワイライトエクスプレスに施工して以来の自作です。
前回はボディマウント式TNカプラーの取付に対応していない旧製品だったので、プラ板でベースを作り接着しましたが、今回はTN対応の製品です。最大限活用しましょう。
付属のダミーカプラーがそのTN用の穴を利用するものなので、このダミーカプラーを加工、ダミーカプラーの「カプラー」の部分を胴受けも含めてざっくり切り落としました。
こちらはトワイライトの時と同様、ナックルカプラーに付属している、貨車への取付用のポケットです。ポケットの爪を切り落とします。
カプラーと余り物のスプリング(アーノルドからKATOカプラーに交換するときに大量に発生します)を組み込み、ゴム系接着剤で接着します。
接着できるまでどうにか固定して、これで完成。ハンダゴテを持ってる人は溶着した方がいいみたいです。
車体に取り付け。ダミーカプラーをベースにしたので、付属のジャンパ栓パーツもそのまま使用できます。お手軽簡単改造でした。これなら車体側を弄らなくて済むので、現状復帰も可能です。
同様の加工をカニにも施したので、試しに連結させてみたところ。間隔が縮まったのはいいんですが、ちょっと縮まりすぎですね。前回のトワイライトの時に少しカプラーを前に出しすぎたので、その反省で縮めてみたのですが、やり過ぎたようです。
ただ実際にはこの両者を連結させることはなく、実際の連結相手は機関車になるので、そちらに問題がなければよし。しばらく使ってみて、引っかかるようならやり直しましょう。
これで、EF64以外の全車のカプラー交換が終了しました。当区標準の「最低限の入線整備」はここまでです。
パーツ類が入手できれば、少し間を開けて「その3」に続く予定です。
ひとまず、今日はこれにて。