新綱島検車区業務日誌

主に模型いじりの記録を、備忘録として。

【入線整備】TOMIX 24系さよならあけぼのセットを弄る(その1)

今日の模型弄りです。

 

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本州完結のブルトレとしては一番最後まで定期運行を続けた「あけぼの」は、個室主体の北斗星とは異なり編成の半数以上が開放式B寝台車で、かつての姿をよく残していた列車でした。残念ながら2014年3月改正で廃止(臨時化)されましたが、その最終日の下り列車の編成を再現した「さよならあけぼのセット」がTOMIXから製品化されています。

しばらくオークションで狙っていたのですが、狙い始めてから数ヶ月経った去年の秋頃、ほどほどの値段で落札できました。

今回はカプラー交換を中心に、いつもの「当区標準」仕様への最低限の入線整備を行います。

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TOMIXの「さよなら」系や一部の限定品セットの見どころはまず何と言ってもこの箱。素晴らしいイラストに惚れ惚れします。
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セット内容は、電源車1両、個室A寝台「シングルデラックス」1両、個室B寝台「ソロ」2両に開放B寝台車5両を加えた客車9両編成に、長岡までの牽引機EF64 1031と、長岡以北担当のEF81 138。全て2014年3月14日上野発の下りあけぼのに使用された車両をプロトタイプとしています。
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こちらがEF81 138。民営化後一貫して青森に所属し、末期はほぼあけぼの専属で使用されていた機関車のようです。
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こちらがEF64 1031。双頭連結器装備車で、JRマークが若干小さいのはこの1031号機だけの特徴。よく再現されています。

中古品ということで機関車・客車ともにユーザー取付パーツ類が全て正しく取り付けられていたので、細かいアンテナ類と格闘せずに済みました。
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ゴロンとシートのマークも綺麗に印刷されています。

さて、それでは機関車から、当区で運用するための本当に最低限の整備を。

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カプラーをナックルに交換します。交換方法はいつも通り。いつも読んでくださってる方がいたら「またか」という感じでしょう。私も「またか」と思いながらやってます。

 詳細はこちらを参照。実質的に当ブログ最初の記事ですが、いまだに一番アクセスされています。ただし、この方法だと若干ナックルが上を向いてしまって、このトワイライト機では問題が出ていないのですが、最近はもう一手間加えています。

 方法はこちらをご参照。 


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とりあえず今回も無事に換装できました。

さてEF64の方ですが、双頭を生かしてナックルにしたいので一旦保留にします。ただ、この釜は開封後の試運転でTOMIX(M-9モーター)特有の短絡症状を見せました。

本来ならば前に記事にしたように超音波洗浄を試すのですが、今回は訳あって施工を見送り。
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買い置きしてあったこちらのモーターと交換します。
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話題のM-13モーター……ではありません。M-13発売よりも前にトワイライト用の予備として購入しておいたM-9モーターです。
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一旦バラして、交換。これでまた元気に走るようになりました。

キリがいいので一旦ここまで。次回は客車を弄っていきます。

 

ひとまず、今日はこれにて。